クレジットカードでマイルを貯める!ポイントまとめ
よく航空機を利用して旅行に行く方は、「マイル」を貯めてお得に旅行へ行っているという方も多くいます。マイルを貯めるには、飛行機に搭乗した際の「フライトマイル」のほかに、クレジットカードで普段のショッピングから貯められるマイルも存在します。
今回は、「マイル」が貯まるクレジットカードについて、選ぶ際のポイントや特徴、おすすめのカードランキングなどを紹介していきます。クレジットカードを活用して上手にマイルを貯め、お得に旅行に行けるようにしましょう。
TOPIC
マイルを貯めるクレジットカード選びの3つのポイント
マイルが効率よく貯められるクレジットカードを選ぶ際は、重視したいポイントがいくつかあります。
ここでは、特に気をつけて見たい3つのポイントをご紹介します。
クレジットカードで効率よくマイルを貯める3つのポイント
- マイル還元率が良い
- 年会費が高すぎない・維持しやすい
- マイルの有効期限が短すぎない
1.マイル還元率が良い
マイルが貯まりやすいクレジットカード選びで最も大切なのは、「マイル還元率」が良いカードを選ぶということです。
一般的なクレジットカードはポイントからマイルに移行する際に、どうしても交換レートがあまりよくないことも多いので、一部のカードを除いては「マイル」が直接貯まるタイプのクレジットカードが特にオススメです。
例えば、1ポイント=5円相当のポイントプログラムからマイルに移行した場合、1ポイント=2または3マイル程度が相場です(これよりも悪い場合ももちろんあります)。
1マイルは1〜3円程度のレートで特典交換できますので、最も悪いレートでは最終的に1ポイント=2マイル=2円相当の価値にしかなりません。
マイル高還元率の目安は1.0%程度
JALカードなどは200円につき通常1マイル、特別なプログラムに参加、もしくはゴールドカードクラスの上位カードを選択すれば200円につき2マイルが貯まりますので、1マイル=1円としても効率が良いと言えますね。
マイル還元率が良いかどうかは、マイル還元率が1.0%程度(100円あたり1マイル)を目安に選ぶようにしましょう。
マイル移行手数料がいくらなのか必ずチェック!
ただし、ポイントからマイルに移行する際は「マイル移行手数料」がかかってくるケースもあります。ポイントからマイルへのレートが良くみえても、手数料が割高では意味がありませんので、総合的にどのカードがお得かはきちんと計算する必要があります。
2.クレジットカードの年会費が高すぎない・維持しやすい
マイルをお得に貯めることを目的でクレジットカードを作るのに、年会費が高く、しかもサービスを全く利用しないのではかえって損になります。
マイルが貯まりやすいカードを選ぶ際は、年会費とサービス、マイル還元率のバランスを見て選ぶことがポイントです。
年会費が2,000円以下でしっかりマイルが貯まれば良いという方は、マイルが貯まりやすいカードラインナップのなかでも「普通カード」に相当するもので十分ですが、特別なサービスやマイル還元率の良さを含めて年会費10,000円程度支払ってもいいと考えている方は「ゴールドカード」相当のものが適当でしょう。
マイルが貯まりやすいだけではなく、他についているサービスも含めて「目的にあった」年会費のカードを選ぶようにしましょう。
3.マイルの有効期限が短すぎない
マイルを貯める際に注意したいのが、貯めたポイントやマイルの有効期限がどのくらい持つかということです。
短い場合は1年半(ただし条件によって延長あり)、長い場合は無期限と、マイルの種類や貯め方によって有効期限は異なります。
「アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード」のように、ポイントの有効期限が無期限な場合は、ポイントからマイルへ移行さえしなければマイル有効期限は実質無期限になりますので、じっくりマイルを貯めたい方はこういった方法もおすすめです。
マイルは最低で何マイルから交換できる、というマイル数が決まっていることもありますので、1年間に100万円単位でクレジットカードの決済がある方は短期間でもマイルを貯めやすいですが、それほど多くの金額を利用しない方はできるだけマイルの有効期限が長いものを選ばなくてはマイル有効期限が切れてしまいます。
自分の利用状況に応じて、単にマイルの還元率だけではなく、有効期限がどの程度かもチェックしておきましょう。
マイルの貯まるクレジットカードの特徴
マイルが貯まるクレジットカードを利用するとお得な特徴・メリットは次の通りです。
マイルが貯まるカードのメリット・特徴
- マイルは特典航空券以外にも利用できる
- マイル還元率がよければ「陸マイラー」でもどんどんマイルが貯まる
- たくさん貯めればファーストクラスで旅行にいくことも可能
1.マイルは特典航空券以外にも利用できる
マイルの交換先と言えば特典航空券というイメージが浸透していますが、実はマイルは特典航空券以外にも商品交換や旅行代金の割引、他社ポイントへの移行など、様々な用途があります。
利用座席のアップグレードがおすすめ
特典航空券以外の交換先で、特におすすめのマイルの使い道が「利用座席のアップグレード」です。
残念ながらマイルで交換した特典航空券にさらにマイルを追加してアップグレードという利用はできませんが、取得した通常の航空券であれば、エコノミークラスからビジネスクラスへ、もしくはビジネスクラスからファーストクラスへとアップグレードが可能です。
座席アップグレード利用で1マイル=5円以上の価値にも!
通常では国際線のエコノミーとビジネスクラスの座席運賃は3倍も違う路線もありますが、例えばANAの国際線日本〜シンガポール間であればたったの「18,000マイル」でアップグレードが可能です。
現金もしくはカードで支払った場合は、エコノミーとビジネスクラスの運賃は10万円以上も差がありますので、1マイル=5円以上のレートです。これがどれほどお得かはすぐに分かっていただけますよね。
このように、脚光を浴びがちな特典空港券以外にも利用の幅は広く、マイルが航空券に交換するほど貯まっていなくてもお得な使い方をすることができます。
2.マイル還元率がよければ「陸マイラー」でもどんどんマイルが貯まる
マイル還元率が良いクレジットカードを使えば、頻繁に航空機を利用せず、ショッピングマイルだけでマイルを貯めている、いわゆる「陸マイラー」であってもどんどんマイルを貯めることができます。
マイル還元率が良いクレジットカードは、還元率が1.0%というカードもありますので、例えば年間で200万円のクレジットカード利用があった場合は2万マイルを貯めることができます。
2年マイルを貯めれば4万マイル貯まりますので、JALであれば1人分のハワイ往復航空券に交換可能です。
陸マイラーであっても、ポイントモールやマイル加盟店をうまく利用すればさらに多くのマイルを貯めることができますので、通常のクレジットカードを使うよりもマイルを効率よく貯めて利用することができます。
3.たくさん貯めればファーストクラスで旅行にいくことも可能!
普通では手の届かない、もしくは利用しようとしない価格帯の「ファーストクラス」での旅行も、マイルを貯めれば実現可能になります。
座席をビジネスクラスからアップグレードする方法はもちろん、ファーストクラスで、例えば近場の「グアム」の特典航空券を取得すると、JALマイルで必要なマイル数は往復で「72,000マイル」です。
JALマイルの有効期限は3年間ですので、3年で72,000マイル貯めようとすると、1年あたり72,000÷3=24,000 つまり、1年で24,000マイル貯めれば良いということになります。
マイル還元率が1.0%では年間240万円のクレジットカード利用が必要になってきますが、マイルが倍貯まる特約店やマイル還元率が何倍もになる「JALマイレージモール」などを利用すれば、もっと効率よく貯めることができます。
年間240万円と聞くとかなり大きな金額に思えますが、普段のショッピングや生活費、保険や税金など、支払えるものは「全て」カード決済すれば意外にすぐに貯まっていくものですので、マイルが貯めやすいクレジットカードを手に入れた際はぜひ挑戦して見てくださいね。
マイルの貯まるクレジットカードの注意点
マイルが貯まるクレジットカードを利用する際は、うっかりしていると「マイルを貯めた意味がなくなった」というトラブルを引き起こしてしまう注意点が2つあります。
- 自分がよく利用する航空会社に対応したマイルを貯める
- 有効期限内に使い切る
自分がよく利用する航空会社に対応したマイルを貯める
マイルの還元率や有効期限に囚われすぎて、普段使わない航空会社のマイルが貯まるクレジットカードを選んでしまうのはやめておいた方が無難です。
普段からフライトマイルは全く貯めない陸マイラーであれば、貯まったマイルで普段と違う航空会社を利用してみるのもいいかもしれませんが、例えば最寄りの空港で発着のない航空会社しか対応していないマイルであれば、対応の空港にいくだけで何万円もの交通費がかかってしまうことも考えられます。
せっかくマイルがたくさん貯められても、使いづらかったり、使うとかえってお金がたくさんかかってしまったりするようでは本末転倒です。
総合して「使える」航空会社のマイルなら良いですが、そうでなければ少しレートは落ちても、無難に使いやすい・使える航空会社のマイルが貯まるクレジットカードをおすすめします。
マイルを有効期限内に使い切る
マイルを貯める上で気をつけたいのが、マイルの「有効期限」です。
有効期限が無期限のマイルなら心配は無用ですが、日本人がよく利用するような「ANA」や「JAL」のマイルは有効期限が決められていますので、うっかり過ぎてしまうと無駄になってしまいます。
注意する事柄としては初歩的な内容ですが、忙しいとつい忘れがちになってしまいますので、くれぐれも「有効期限」には注意して、きっちり使い切れるように計画を立てるようにしましょう。
効率よくマイルを貯める3つの方法
どうせマイル還元率が良いクレジットカードを選ぶなら、とことん「効率よく」貯めていきたいですよね。
ここでは、効率よくマイルを貯めるための方法を3つ簡単にご紹介します。
効率よくマイルを貯めるならココは押さえておこう!
- 飛行機を積極的に利用して「フライトマイル」「ボーナスマイル」を貯める!
- マイレージモールや特約店を活用する
- 航空会社提携のホテル・旅館を利用する
1.飛行機を積極的に利用して「フライトマイル」「ボーナスマイル」を貯める!
マイレージプログラムを採用している航空会社では、飛行機での移動距離に応じた「フライトマイル」を貯めることができます。
また、マイルの貯まりやすい特定のクレジットカードで航空券の決済をすれば区間ごとの積算率がアップする「ボーナスマイル」が手にはいるほか、通常のショッピングマイルも手にはいる「マイルの3重取り」が可能です。
新幹線や電車よりも、区間によっては飛行機のほうが安くつく場合もありますので、使えるときは積極的に航空機を利用するとマイルが貯まりやすくなります。
2.マイレージモールや特約店を活用する
マイレージモールとは、普通のクレジットカードでいう「ポイントモール」と同じで、特定の航空会社が運営する「マイレージモール」経由でインターネットショッピングをすると、マイルが通常の何倍も貯められるというサービスです。
また、特約店は通常のショッピングマイルはもちろん、利用金額に応じてプラスでマイルが貯められるサービスのあるお店のことで、飲食店など、幅広く存在します。
これらの「通常よりもマイルが貯まりやすい」お店を積極的に利用していけば、通常の何倍もの速度でマイルが貯められるのでとても効率的です。
3.航空会社提携のホテル・旅館を利用する
有名どころではヒルトン・ワールドワイドやリッツ・カールトン、マリオットなどなど、世界には「航空会社」と提携して利用金額や宿泊数に応じたマイルを付与してくれるホテル・旅館が多数あります。
こういった宿泊施設を利用すれば、ショッピングマイルのほかにホテルで付与されるマイルが貯まって行くので、せっかく旅行や出張にいくならできるだけ提携ホテルを利用するようにしましょう。
マイルの貯まるクレジットカードのまとめ
飛行機を利用した出張・旅行に行く方や、海外旅行に少しでもお得にいきたいという方におすすめなのが「マイル」が貯まりやすいクレジットカードです。
マイルが貯まりやすいクレジットカードには、各航空会社から発行されているクレジットカードを中心に、提携カードなど様々ですが、せっかく選ぶのであれば「マイル還元率」や「有効期限」など、自分がマイルを貯めやすい・使いやすい基準をもって選ぶようにしましょう。
貯めたマイルは特典航空券だけではなく、提携会社のクーポンや座席のグレードアップ、旅行の割引など様々な用途がありますので、しっかりとマイルを貯めて上手に活用してくださいね。