初心者必見!陸マイラーの賢いクレジットカードの選び方
陸マイラーの方にとって「クレジットカード」は必須のアイテムであり、クレジットカードなしで特典航空券を取得できるほどのマイルを貯めることは難しいと言えます。
今回は、陸マイラーにぴったりの「マイルが貯まりやすい」クレジットカードをの選び方・貯め方をご紹介いたします。せっかくクレジットカードで決済するのなら、効率良く「マイル」を貯めて特典航空券でお得に旅行を楽しみましょう。
TOPIC
陸マイラーとは?マイルを陸で貯める人のこと!
陸マイラーとは、その名前通りに航空機を利用して「スカイマイル」を貯めるのではなく、陸でマイルを貯める人のことを指しています。
クレジットカードをしっかり利用してマイルを貯め、貯まったマイルで特典航空券を獲得して「無料で飛行機に乗り、旅行をする」のが陸マイラーの醍醐味です。
陸マイラーがマイルを貯めるのに必須のアイテムが「クレジットカード」であり、マイルを貯めるのに適したクレジットカードを保有していなければ陸マイラーとしてマイルを効率的に貯めることはほぼ不可能です。
単純にマイルを貯めるなら「クレジットカード」を活用する
陸マイラーのマイルを貯める王道パターンは、「クレジットカードの利用でポイントを貯めてマイルに交換、もしくは直接マイルを貯める」方法と、「ポイントサイトなどで貯めたポイントをマイルに交換して貯める」方法の2種類がありますが、ポイントサイトで貯めたポイントを経由させてマイルに変換する、といったシーンで活用できるクレジットカードは「実際のカード能力としてのマイルの貯めやすさ」とはちょっと異なりますので、本記事ではあまり触れません。
今回は、特に「クレジットカード」をショッピングや公共料金などの日常生活でしっかりと使い込んでマイルを獲得する「陸マイラー」にぴったりのカード選びにフォーカスしていきますね。
陸マイラーにぴったりのクレジットカード選びのポイント
クレジットカードを活用してマイルを貯める「陸マイラー」の方におすすめのカード選びのポイントは、次の3つです。
陸マイラーにおすすめのクレジットカード選び
- マイル還元率が高い
- 年会費とサービスのバランス
- マイル有効期限が短すぎない
1.マイル還元率が高い
陸マイラー向けのクレジットカードにとって最も大切なのは、クレジットカード利用金額に対する「マイル還元率」です。
一般的なクレジットカードでも貯めたポイントをマイルへ交換することは可能ですが、基本的には1ポイント=1円相当といったポイントでも、マイルに換算すると1ポイント=0.5マイルになってしまうなど、マイル還元率は実質0.5%と高くありません。
そのため、マイルを貯める目的で発行するカードはクレジットカードの利用金額に応じて直接マイルが貯まるカード、もしくはポイントからマイルへ交換する際に等価交換(1ポイント=1マイル)できるカードが適しています。
陸マイラーを目指すなら最低1.0%のマイル還元率を狙う
真剣に陸マイラーとしてマイルをしっかり貯めるなら、最低でもマイル還元率が1.0%以上のカードを選びましょう。
例えば、航空会社から直接発行されているクレジットカードなどはマイル還元率が高いカードが多く、特別なマイレージプログラム(有料のケースが多い)に参加すれば100円あたり1マイル以上、つまりマイル還元率が1.0%以上となるカードが多くあります。
また、マイルが直接貯まらなくても1ポイント=1マイルとして交換できるカードであればポイント還元率=マイル還元率として計算できますので、ポイント還元率が1.0%以上であれば持つ価値はあるでしょう。
後の章できちんと解説しますが、単純にマイル還元率がよく見えても「移行手数料」がかかるケースもあるので、手数料を支払った場合に本当に他社カードと比較してお得なのかもチェックする必要があります。
2.年会費とサービスのバランス
陸マイラーなら「お得度」を重視しなくてはカードを作る意味がありませんよね。どんなにサービスが良くマイルが貯まりやすくても、年会費が高額では頑張ってマイルを貯めても経費がかかりすぎてしまいます。
マイルが貯まりやすいという条件は必須として、年会費とサービスのバランスをしっかりと見極めて申し込むことが大切です。
逆に言えば、年会費が少々高くても結果的に年会費以上の特典やサービスが受けられるのであれば、申し込む価値はあります。
陸マイラー向けのサービスとしては「トラベル関連」や「エンターテイメント関連」のサービス、ホテルや旅館の割引サービスなどが充実していると旅をさらにコストカットできますので、実際にどんなサービスが必要かも含めて選んでください。
3.マイル有効期限が短すぎない
マイルを貯める際に無視できないのが「マイル有効期限」です。
頑張ってマイルを貯めても、マイル有効期限までに使い切ることができなくては全て無駄になってしまうので、ある程度は有効期限までに貯められるかも加味した上でカードを選ばなくてはいけません。
最も短いケースではマイル有効期限が「1年半」というケースもあり、条件次第では延長も可能だったりしますが、うっかり放置しているとすぐに有効期限派切れてしまいます。有効期限が長いマイルは「無期限」となっていることもあるので、じっくりコツコツマイルを貯めたい方はこちらがおすすめです。
また、ポイントからマイルへと移行する際の「上限」が決まっていることもあるので、交換上限のせいでマイルとして活用し切れなかったということがないようにしておくのも大切です。
陸マイラーが効率よくマイルを貯める方法
陸マイラーにぴったりなクレジットカードを手に入れたら、あとは効率良くクレジットカードでマイルを貯めることに集中しましょう。ここでは、陸マイラーがマイルを効率良く貯めるための基本的な方法を解説します。
効率よくクレジットカードのマイルを貯める方法
- 固定費や生活費をクレジットカードに集中させる
- マイレージモールや特約店を活用する
- 航空会社提携のホテル・旅館を利用する
1.固定費や生活費をクレジットカードに集中させる
まず、マイルに限らずクレジットカードでポイントを貯める王道の方法の一つですが、固定費や生活費をクレジットカードに集中させることで無理をしてカードを使わなくてもどんどんマイルを貯めることができます。
例えば、食費や水道光熱費、通信費、雑費などをできるだけクレジットカードに切り替えると、世帯にもよりますが毎月10万円を軽く超えるカード決済になるという家庭も少なくありません。
最低でも10万円に対してマイルが1.0%付与されると考えると、毎月最低1,000マイル以上は貯められる計算です。
年間にすると、普段使う生活費をそのままカード決済にシフトするだけで「12,000マイル」は貯められる計算です。
誰にでも気軽に、簡単にできるはじめの一歩ですので、マイルを貯めるのに何をすれば良いかわからない方はまず「生活費」を全てカード決済にすることから始めましょう。
2.マイレージモールや特約店を活用する
マイレージモールやポイントモールといったクレジットカード会社、もしくは航空会社が運営するいわゆる「ポイントアップ」のためのサイトを経由してお買い物・サービス利用することで、通常の何倍ものポイントを受け取ることができます。
こうしたマイル・ポイント還元率がアップするサイトにはデパートや大手ショッピングサイト、ファッションサイトなどの一般の方がよく利用するサイトが多く登録されていますので、ネットショッピングを楽しむ際は必ず確認・経由してください。
また、一部の特約店ではクレジットカード決済で発生するマイル以外に、そのお店独自で利用金額に応じてマイルが貯まることもありますので、そういった特約店も積極的に利用して効率良くマイルを貯めるのがおすすめです。
3.航空会社提携のホテル・旅館を利用する
航空会社と提携している特定のホテルや旅館を利用すると、1宿泊につき数千マイルが付与されるといった「特典」があります。
有名どころをあげると、ヒルトン・ワールドワイドやリッツ・カールトン、マリオットホテルなどが特定のマイレージサービスと提携し、利用金額や宿泊数に応じたマイル付与率が高くなっています。
提携ホテル・旅館でクレジットカード決済をした際の「ショッピングマイル」はもちろん、プラスアルファで特典としてマイルが還元されるので、旅行やビジネスの際、どうせ泊まるのなら積極的にマイル還元のあるホテルを利用すると良いでしょう。
陸マイラー向けカードを選ぶ注意点
陸マイラー向けクレジットカードを選ぶ際は、注意しておきたいことが2つあります。
一部は先述の内容と同じ部分もありますが、陸マイラーとしてクレジットカード活用でマイルを貯める上で非常に重要なポイントですので、再度じっくり目を通してみてください。
- 使い分け目的でカードを発行しすぎない
- マイルへの移行条件・手数料に注意
注意点1.使い分け目的でカードを発行しすぎない
陸マイラーをしていると、このお店ではこのカードの還元率が高い、この用途ではこのカードが良いといったように「使い分け」をするシーンで出てくると思います。
そうした使い分けは上手に行うことで効率的にマイルが貯まる方法でもありますが、分散させすぎるとかえってマイルに集約するのが難しくなるだけではなく、「カードの管理」が大変です。
効率良くマイルを貯めようと発行したのに、実際には持ち歩いてもどこに入れたか分からなくなって結局使わない、最悪の場合落としても気がつかず不正利用されてしまうといった事態も起こしかねませんので、目安としては多くても2〜5枚までなど管理できる数に抑えましょう。
新たなクレジットカードへの複数同時申し込みも注意!
入会キャンペーンでのマイル還元が目的で複数のカードに同時申し込みをする方がいますが、カードへの申し込みは最低でも1ヶ月に1枚程度に絞りましょう。
「信用情報」にカード申し込み履歴がしっかりと残り、その後のカード審査に不利になる可能性があるので注意が必要です。
注意点2.マイルへの移行条件・手数料に注意
クレジットカードでポイントを貯め、マイルへと移行する場合にはカードの種類によって「マイル移行手数料」がかかってくることがあります。
陸マイラーとしてマイルを貯めるのであれば、この「マイル移行」は必ず必要になりますので、マイル還元率が良くても手数料次第ではあまりメリットがなくなってしまいます。
クレジットカードを選ぶ際は、先に解説した「年会費」に加え「マイル移行手数料」も足した維持費がかかることを加味し、総合的に得になるかを判断します。
マイル移行条件はしっかり把握しておこう
例えばの話ですが、1回のマイル以降上限が20,000マイルだったとして、ポイントをマイルへと移行できる回数が年に2回とすると、実際は「年間40,000マイル」しか貯めることができないのと同じです。
1年間にもっと大量のマイルを貯めて使いたい場合には、こういった以降条件のカードはいくら還元率がよくても話になりませんから、カード選びをする際は「移行条件」もかなり重要だということを念頭におきましょう。
初めから直接マイルが貯まるカードであれば基本的に移行は発生しませんから、有効期限さえ気をつけて入れば問題はありませんので、移行条件などは気にしなくても大丈夫です。
陸マイラーにおすすめのクレジットカード3選
ここでは、数ある「マイルが貯めやすい」カードの中でも陸マイラーが効率良くマイルを貯めるのにおすすめのクレジットカードを3枚厳選してご紹介します。
MileagePlusセゾンカード(マイレージプラスセゾンカード)
マイレージプラスセゾンカードは、業界トップクラスのマイル換算率を誇るクレジットカードです。
入会申し込みの際はすでにユナイテッド航空のマイレージプラス・プログラム(入会無料)に入会し、会員番号を取得しておく必要がありますが、マイルを利用する際はどのカードを利用していても必ず必要な作業ですから特別な手間ではありません。
基本年会費は1,500円(税抜)と一般カードクラスですが、追加で5,000円(税抜)を支払うとマイルが3倍貯まる「マイルアップメンバーズ」に加入することができます。
陸マイラーならマイルアップメンバーズ加入は必須
マイルアップメンバーズに加入した際のマイル還元率は1,000円のショッピング利用につき15マイル、つまり「1.5%」にもなります。
このカードのマイル有効期限派基本が「18ヵ月」ですが、最後にマイルを貯めた(カードを利用した)日から18ヵ月以内に再度マイルが発生すれば、自動的にマイルの有効期限がさらに18ヵ月延長されますので、使い続けていれば実質的に無期限で、じっくり貯められます。
ユナイテッド航空のマイルは「スターアライアンス」に加盟している各航空会社のマイルと共通ですから、貯めたマイルはユナイテッド航空だけではなくANAなどのスターアライアンス系列の航空会社で利用することももちろん可能です。
毎年の年会費請求時にはサンクスマイルとして「500マイル」がボーナスマイルとして加算されるほか、海外旅行傷害保険も最高3,000万円まで「自動付帯」しますので、まさに陸マイラーにぴったりのマイルカードです。
ANA一般カード

年会費 (初年度) |
無料 | 年会費 (2年目) |
2,000円+税 |
---|---|---|---|
還元率 | 0.5%〜 | 発行日数 | 最短3営業日 |
ANA一般カードは、年会費2,000円(税抜)のANAが発行する最もスタンダードなカードです。
ANAから直接発行されているカードではありますが、貯まるのは発行元(ANA JCB一般カードならJCB)の「ポイント」ですので、交換比率によっては年会費と別にマイル移行時のマイル交換手数料(5,000〜6,000円/税抜)が必要です。
ポイントは1,000円利用につき1ポイントつく計算で、これはVISA、MasterCard、JCBどの国際ブランドを選んでも変わりません。
マイル移行は「5マイルコース(1ポイント=5マイル)」もしくは「10マイルコース(1ポイント=10マイル)」があり、10マイルコースを選んだ時だけマイル交換手数料(実質のマイルアッププログラム加入手数料)が発生します。
マイル交換手数料が最も安く済むのはJCBブランドで、5,000円となっており、VISAやMasterCardでは6,000円必要です。
以前はJCBブランドの移行手数料は2,000円と格安でしたが、最新の情報では「5,000円」となっているのでご注意ください。
10マイルコースを選べば実質還元率が1.0%となり、ANAマイルを「貯めやすい」カードの代表格ですので、航空会社の優待特典を受けやすいマイルカードが欲しい方は検討してみましょう。
JAL 一般カード

年会費 (初年度) |
無料 | 年会費 (2年目) |
2,000円+税 |
---|---|---|---|
還元率 | 0.5%~1.0% | 発行日数 | 約4週間 |
JAL一般カードは、年会費2,000円(税抜)のクレジットカードで、JALと直接提携しているスタンダードタイプのカードです。
JALカード入会キャンペーン!新規入会&ご利用条件クリアで最大2,300マイルプレゼント!さらにWeb限定ボーナス+200マイルプレゼント!
ANA一般カードとは異なり、マイルが直接貯められるためマイル移行手数料はかかりません。
基本のマイル還元率は200円のショッピング利用につき1マイル、つまり0.5%とそれほど高くありませんが、ショッピングマイル・プレミアムに申し込めば追加年会費を3,000円(税抜)支払うだけで2倍の「100円につき1マイル=還元率1.0%」マイルを貯められます。
JALマイルが貯められるクレジットカードとしてはかなり高い還元率ですが、さらに特約店などを利用することで効率良くマイルが貯まっていきます。
旅行傷害保険も国内・海外ともに「最高1,000万円」まで自動付帯しますので、持っているだけで保険が適用されます。
JALと提携している、もしくはグループのホテルや機内販売、旅行ツアーのJALパックなどの利用時には割引や優待サービスも受けられますので、JALをメインで陸マイラー生活を送りたい方必携です。
まとめ|陸マイラーなら日常の決済からしっかり「マイル」を貯めていこう!
飛行機のフライトでマイルを貯めるのではなく、クレジットカードの利用やポイントサイトを駆使してマイルを貯め、空の旅を楽しむ「陸マイラー」には、日常生活の支払いからしっかりとマイルを貯めやすいクレジットカードがぴったりです。
今回はポイントサイト経由でマイルを貯めるテクニックではなく、純粋に「普段の支払い」でマイルが貯めやすいクレジットカードの選び方や貯め方などを解説いたしましたが、実際に固定費や生活費をマイルカードに変えるだけでとても効率よくマイルを貯めることができます。
ぜひ本記事の内容を参考にし、自分の好みや使いたい航空会社にぴったり合った「マイル専用カード」を見つけ、しっかり活用して陸マイラー生活を満喫してくださいね。
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