マイルが貯まるクレジットカード、おすすめの組み合わせを解説
マイルと「マイルが貯めやすいクレジットカード」の組み合わせは、数が多く悩んでしまいがちです。そこで今回は、国内主要航空会社であるANAとJALのマイルについて、それぞれおすすめのクレジットカードの組み合わせや選び方をご紹介します。
マイルとクレジットカードの組み合わせをどうするか迷っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
TOPIC
JALマイルを貯めるクレジットカードでおすすめの組み合わせは?
JALマイルを貯めるのに最も効率が良い、おすすめの組み合わせは次の2枚です。
年会費は度外視で「マイル還元率」や「フライトマイル」のみに注目していますので、これ以外にも、JAL普通カードを組み合わせて持つのもおすすめです。
特におすすめの2枚のクレジットカードを解説します。
1. セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード

年会費 (初年度) |
無料 | 年会費 (2年目) |
11,000円(税込) |
---|---|---|---|
還元率 | 0.75%〜1.08% | 発行日数 | 最短当日発行 |
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードは、年会費初年度無料、2年目以降1万円で発行されているゴールドカードです。アメックスブランドでありながら、コストパフォーマンスに優れており、マイルを貯めやすいことで人気を集めています。
セゾンカードからの発行ですから、本家アメックスのプロパーカードとは異なりますが、ゴールドカードとして付いていて欲しい付帯サービス・特典はばっちり。
通常還元率は0.75%ですが、追加で4,000円の年会費を支払い「ショッピングマイルプラン」に加入すると、マイル還元率は1.125%という高水準に。1,000円につき10マイルと、カードポイントが同時に付与されますので、たまったポイントをさらにマイルに交換していくと、最終的に還元率は1.125%です。
お得にアメックスのクレジットカードを持ちたい方、フライトマイルは重視せず、JALマイルをショッピングで効率よく貯めたい方におすすめです。フライトマイルも少しお得に貯めたいのであれば、JAL普通カードと組み合わせるといいでしょう。
2.JAL CLUB-Aカード

年会費 (初年度) |
11,000円(税込) | 年会費 (2年目) |
11,000円(税込) |
---|---|---|---|
還元率 | 0.5%~1.0% | 発行日数 | 約4週間 |
JAL CLUB-Aカードは、年会費10,000円で発行されている「フライトマイルを貯めたい人」のためのクレジットカードです。こちらは、工夫をすれば組み合わせは不要。これだけで十分なスペックです。JALゴールドカードと同様に積算率(25%のボーナスマイル)でフライトマイルを貯められるのが特徴。
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JAL会員の優待特典(エグゼクティブカウンター、機内販売優待等)が受けられるほか、付帯保険も海外旅行傷害保険最高5,000万円、ショッピング保険100万円といったように、ゴールドカードに匹敵するクラスでついています。
ショッピングマイル・プレミアム(3,000円/年)に加入すれば、JALマイルがショッピングで常時1.0%以上の還元率にて貯まりますので、「フライトマイル」「ショッピングマイル」両方を重視する方にもおすすめできます。
ただし、空港ラウンジなどのハイステータスカード特有のサービスはついていません。空港ラウンジを利用しないのであれば、JAL CLUB-Aゴールドカードを検討するといいでしょう。
ANAマイルを貯めるクレジットカードでおすすめの組み合わせは?
ここでは、ANAマイルを貯めるおすすめクレジットカードをご紹介します。それぞれ「陸マイラー目線で良いカード」と「フライトマイル・ショッピングマイル両方重視の方にぴったりのカード」です。
ここでご紹介するカードは、目的に応じて、1枚で使用するのに適していますので、わざわざ組み合わせる必要はないでしょう。
1. ANA ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)

年会費 (初年度) |
無料 | 年会費 (2年目) |
2,200円(税込) |
---|---|---|---|
還元率 | 0.5%~ | 発行日数 | 2週間程度 |
ANA ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)は、フライトマイルよりもクレジットカード利用やポイントサイト経由でのマイル還元率重視でマイルを貯めたい方におすすめのクレジットカードです。年会費は2,000円(税抜)。
ソラチカカードの名称通り、「空」と「地下」をつなぐカード、それが本カードです。
東京メトロを利用する頻度が高い方なら、メトロポイントからANAマイルへと0.9%の交換率で交換できるのが特徴。また、基本的にはANA一般カードと同スペックですので、このカードでフライトマイル10%ボーナスも貯まります。
マイル還元率が1.0%となる「10マイルコース」に加入するなら追加で5,000円の年会費が必要になりますが、合計7,000円でフライトマイルがそれなりに、ショッピングマイルはしっかりと貯められます。
旅行傷害保険は最高1,000万円とそれほど良くありませんので、付帯サービスや保険にこだわるのであれば、後にご紹介するANA JCBワイドカードにしてもいいでしょう。日頃からPASMOを利用、メトロポイントをマイルに移行したい方、使い勝手が良くANAマイルを効率よく貯めたい方に持って欲しいカードです。
2.ANA JCBワイドカード

年会費 (初年度) |
7,975円(税込) | 年会費 (2年目) |
7,975円(税込) |
---|---|---|---|
還元率 | 0.5%~ | 発行日数 | 最短5営業日 |
ANA JCBワイドカードは、年会費7,250円で発行されているANAカードです。ANAゴールドカードと同様のフライトマイル積算率(ボーナスマイル25%)で、「フライトマイル重視」の方向けとなっています。
通常還元率は0.5%。10マイルコース(年会費5,000円)に加入すれば、常時1.0%の還元率でマイルを貯められるようになります。
空港施設や機内販売などの優待特典はもちろんついていますので、とにかく」「フライトマイル」重視でマイルを貯めていきたい方は、ぜひ検討してみてくださいね。
フライトマイルをそれほど重視しないのであれば、ソラチカカードやANA一般カードで十分でしょう。
ANAマイル、JALマイル両方貯めたいときにおすすめのクレジットカード
最後に、フライトマイルは置いておいて、ショッピングでANAマイル、JALマイルどっちもお特に貯めたい! という方におすすめのクレジットカードをご紹介します。
ANA、JALマイルどちらも貯めたい方におすすめのクレジットカード
- スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード
スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード

年会費 (初年度) |
34,100円(税込) | 年会費 (2年目) |
34,100円(税込) |
---|---|---|---|
還元率 | 1.0%〜3.0% | 発行日数 | 約1〜3週間 |
スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード、通称SPGアメックスは、年会費31,000円で発行されている「高級ホテルグループの会員クレジットカード」です。このカードを持つと、スターウッド プリファード ゲストのゴールドエリート会員資格が得られます。
航空会社とは直接の関係がないためフライトマイルは貯められませんが、JALマイル、ANAマイル、その他各種航空会社のマイルへ交換するのに適しています。
通常は100円につき3スターポイント。3ポイントにつき、1マイルと交換できます。さらに、60,000ポイントの交換時には、5,000マイルがボーナスでつきます。60,000ポイント=25,000マイルということで、マイル還元率は最高1.25%。ANAマイルでも、JALマイルでも、これは変わりません。
さらに、毎年グループホテルの無料宿泊権がつくのも素晴らしく、旅行で同系列のホテルを利用するなら年会費以上の価値になることも。マイルをしっかりためて、行き先に応じてマイルの交換先を変えたい人に、おすすめのハイステータスカードです。
マイルを貯めるクレジットカードは「自分の貯め方」に合わせるのが大切
マイルを貯めるクレジットカードを選ぶ上で最も大切なのは、「自分の貯めるスタイル」に合わせること。例えば、ショッピングよりも航空機に乗ってフライトマイルをしっかり貯めるタイプなら、航空会社の提携カードは必須です。
逆に、ショッピングでクレジットカードを使い、利用金額に応じたマイルを貯めるのであれば、フライトマイルに特化した航空会社カードは不要ですよね。そういった「貯め方」は人それぞれです。
自分の貯め方にあっていないクレジットカードをもつのは「損」ですから、カード選びの前には自分のスタイルを決めておきましょう。
マイルを貯めるクレジットカード、組み合わせを選ぶポイント
マイルを貯めるクレジットカードの組み合わせを選ぶポイントを5つご紹介します。カード選びや組み合わせで迷った時は、次の項目に分けてチェックしてみましょう。
マイルを貯めるクレジットカードの組み合わせを選ぶポイント
- 年会費の合計を考える
- マイル還元率や交換率はどうか
- 自分が貯めたいマイルに対応しているか
- フライトマイルは貯められるか
- 付帯サービス・特典
1.年会費の合計を考える
クレジットカードを組み合わせで考える時は、年会費の合計がいくらになるのかはみておきましょう。
今回ご紹介した組み合わせの中には、年会費の合計が数万円となるカードもあります。年間利用額やフライトの回数によっては、年会費を支払うのが「無駄」なこともあります。
年会費は支払える範囲とし、あまりに高すぎる、もしくはつかわない機能やサービスが多い場合は別のカードを検討しましょう。
2.マイル還元率や交換率はどうか
今回おすすめしたJAL、ANAマイルが貯まるクレジットカードの組み合わせは「ショッピングマイル」と「フライトマイル」、それぞれ高還元率で貯められるものです。
年会費が安いクレジットカードですと、追加でマイルを増やすための会員になるために、さらに年会費を支払わなくてはいけないことも。
年会費とのバランスを見て、総合的にマイル還元率の、フライトマイル積算率お得度の高いクレジットカードの組み合わせを選ぶようにしましょう。
3.自分が貯めたいマイルに対応しているか
クレジットカード選び以前の問題になってしまうのですが、そもそも選んだカードが自分の貯めたいマイルに対応していないのでは、意味がありません。
前提条件として「自分の貯めたいマイルを貯められる」ことは先にみておいてくださいね。
4.フライトマイルは効率よく貯められるか
フライトマイルをメインで貯める方なら、カードは必ず「フライトマイルが効率よく貯まる」タイプがおすすめです。結局は、最も効率よくマイルを貯めるのは「航空機に乗る」ことです。
ですが、人によっては、フライトマイルの積算率がアップしなくてもOKなことも。クレジットカード利用やポイントサイト利用でマイルを貯めるいわゆる「陸マイラー」にとって、フライトマイルの積算率が高くてもそれほど魅力ではありません。
自分の貯め方にあっていないのでれば、いくらフライトマイルの積算率が良くても、別のカードを利用する選択肢も必要です。この項目については、フライトマイルをどれだけ重視するかで見方が変わります。
5.付帯サービス・特典
付帯サービスや特典内容は、ハイステータスのクレジットカードになるほど手厚くなります。
今回ご紹介したクレジットカードの中にも、海外旅行傷害保険や国内旅行傷害保険、ショッピング保険、空港ラウンジ利用権に各種優待など、様々な特典・サービスが盛り込まれているタイプもあります。
マイルが貯めやすいクレジットカードを選ぶ際は、こうした「旅行と関係のあるサービス」についても、比較して、自分が欲しい特典付きのカードを選ぶようにしましょう。
2枚持ちするなら、それぞれのカードの特典で補い合うのもいいですね。逆に、特典がかぶってしまい、そのために年会費を支払うのはもったいない……というのであれば、片方のカードランクを落としてバランスを取るのも一つの手段です。
マイルを貯めるクレジットカードは組み合わせて使うのが最もおすすめ!
マイルを貯めるクレジットカードは、マイルの貯め方との相性が大切。場合によっては、航空会社カード+高還元率カードの2枚持ち、組み合わせて利用するのがおすすめです。
組み合わせでクレジットカードを用意すると、合計年会費が高くなる傾向がありますので、そこは注意が必要です。マイルの貯め方に応じて、自分に最適なクレジットカードの組み合わせを見つけてくださいね。
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