ETCカードの種類と種類別にメリットとデメリットを徹底解説!
ETCカードと聞いて真っ先に思い浮かぶのは「クレジットカード」の追加カードとして発行できるタイプの個人向けETCカードだと思います。ですが、一言で「ETCカード」と言っても、実はクレジットカード付帯のもの以外にも種類があり、それぞれメリット・デメリットが異なります。
今回は、「ETCカード」にはどんな種類があり、特に個人向けタイプにはそれぞれどんなメリット・デメリットがあるかを解説します。これからETCカードを作る方、ETCカードの種類が多くてどれを選ぶべきか悩んでしまっている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
TOPIC
ETCカードは主に5種類ある
ETCカードの種類を個人向け・法人向け含めておおまかに分けると、主に次の5種類があります。
クレジットカード付帯のETCカードには、厳密には「クレジットカード一体型」と「クレジットカード分離型」の2種類がありますが、そちらについては「メリット・デメリット」の章で解説します。
主要なETCカードの種類
- クレジットカード付帯ETCカード
- ETCパーソナルカード
- ETCコーポレートカード
- ETC法人カード(クレジットなし)
- ETCカード(レンタル)
1.クレジットカード付帯ETCカード
クレジットカード付帯ETCカードは、一般の方が発行・所有している最もポピュラーな形のETCカードです。
こちらは、「クレジットカード」の追加カードとして、家族カードなどと同じ感覚で「ETCカード」を発行するというものです。一般向けのクレジットカードにはもちろん、法人向けクレジットカードでもETCカード発行に対応しているものが多くあります。
簡単な特徴としては、クレジットカードと紐付けされている、つまりETCカードの利用=クレジットカードの利用分として扱われるため、親カードとなるクレジットカードのポイントがたまったり、クレジットカードならではの「紛失・盗難保障」が受けられたりします。
カードの種類によっては、年会費や発行手数料無料で持てることもあり、ETCカードの中ではもっとも気軽に取得できるカードです。
2.ETCパーソナルカード
ETCパーソナルカードは、高速道路6会社が共同発行している個人向けのETCカードです。クレジットカードとは関係なく発行できるため、「審査がない」という大きな特徴がありますが、その一方で高額なデポジット(保証金)が初期費用として必要になる、年会費が必要といった面もあります。
ETCマイレージサービスは利用できるものの、メリットが大きいわけではないので、何らかの理由があってクレジットカードを作りたくない、作れない方向けのETCカードという立ち位置です。
3.ETCコーポレートカード
ETCコーポレートカードは、NEXCO東/中/西日本が発行している、大口・多頻度利用の法人向けETCカードです。申し込み時はNEXCOに直接書類で申し込むこともできますが、協同組合などを通じて申し込む方法もあります。
発行には保証人や保証金が必要位なったり、使える車両が1枚につき1台に限定されたりと使いづらい面もありますが、「大口・多頻度割引」という大きな割引が利用できます。ちなみに、ETCマイレージサービスは利用できませんが、「大口」・「多頻度」であればETC法人カード(クレジットなし)よりも利用価値は高いと言えます。
4.ETC法人カード(クレジットなし)
ETC法人カード(クレジットなし)は、協同組合への申し込みで発行される、信販系会社のETCカードです。
イメージで言えば、クレジットカード付帯ETCカードの「クレジットカードなし」です。少し複雑に感じますが、要するに一般的に使われているETCカードを、企業向けに「クレジットカード申し込み」なしでも使えるようにしてあるということです。
クレジットカード独自のポイントがたまると言ったサービスは当然ありませんが、複数車を1枚のカードで利用できるのがよいところです。審査不要ですが、利用に8%程度の手数料がかかったり、保証金の積立や出資金が必要になったりするケースもあります。
高速道路の利用は「少額」かつ「利用頻度が低い」ながらも法人としてETCカードは持っておきたい、クレジットカードの付帯カードは避けたいという場合におすすめのカードです。
5.ETCカード(レンタル)
最後は、単純に自己所有のETCカードではなく、レンタカー会社などから借りるタイプのETCカードです。こちらは厳密に言うと「種類」ではありませんが、1つの例としてあげておきます。
ETCカードだけを長期レンタルするようなサービスはありませんが、一部のレンタカー会社では、レンタカーを借りる際の「オプション扱い」で一時的にETCカードを借りられます。
普段は自己所有の車はなく、レンタカーを使うときにETCカードを使いたいから、という理由でETCカードを検討している方にとっては、ひとつの選択肢になると思います。
ETCカードの種類ごとにメリット・デメリットを知っておこう
ここまで法人向けETCカードについても種類の一例として触れましたが、次章からはほとんどの方があてはまるであろう、「個人」でETCカードを作ろう・使おうと思ったとき、選択肢として挙げられるETCカードの形態について、それぞれどんなメリット・デメリットがあるかを知ってもらいたいと思います。
法人向けETCカードについては、別記事でも解説しておりますので、気になる方はそちらをご参照くださいね。
クレジットカード一体型ETCカードのメリット・デメリット
クレジットカード一体型ETCカードのメリット・デメリットは次の通りです。
クレジットカード一体型ETCカードのメリット
- 一体型なのでETCカード忘れが防げる
- 年会費・維持費が比較的安い
- カード会社のポイントがたまる
- お財布の中身がすっきりする
- 紛失・盗難保障が受けられる
1.一体型なのでETCカード忘れが防げる
クレジットカード一体型のETCカードなら、普段からクレジットカードとしてお財布に入れておけば、急にETCカードが必要になるシーンでも「ETCカードを忘れる」ことがありません。
いざというときにETCカードを忘れず持っておきたい、けれど財布に追加で入れておくのは面倒という方におすすめのポイントです。
2.年会費・維持費が比較的安い
クレジットカード付帯のETCカードに共通して言えることですが、付帯型のETCカードは年会費や発行手数料が安く、保証料なども必要ないため「維持コスト」、「初期費用」が比較的少ないと言えます。そのため、あまり使わないけれど念のため持っておく、と言う方にも負担になりにくく、気軽に持ちやすいと言えます。
3.カード会社のポイントがたまる
こちらもクレジットカード付帯のETCカードに共通したメリットですが、クレジットカードの追加カードとして発行されたETCカードは、親カードとなるクレジットカードのポイントがたまる、というメリットがあります。ETCマイレージサービスと併用すれば、ポイントの「二重取り」も可能になるため、非常にお得です。
中には常時1.0%以上還元、というお得なクレジットカードもありますので、自分にあったカードの中でも、よりメリットが大きくなるものを選択しましょう。
4.お財布の中身がすっきりする
常にETCカードとクレジットカードを持ち歩いていると、一体型でないカードの場合はお財布やカードケースの中身が多くなってしまい管理が大変になってしまいがちですが、ETCカード一体型のクレジットカードであれば、「1枚」だけを持ち歩くだけで済むため、かばんやお財布の中身がすっきりします。
ETCカード一体型を選ぶ方の多くが、この「かさばりにくさ」に魅力を感じて選んでいると言えるほど、持ち物を多くしたくない方にとっては魅力あるポイントです。
5.紛失・盗難保障が受けられる
クレジットカード一体型ETCカードのメリットの一つが、親カードとなるクレジットカードと同様に「紛失・盗難保障」が受けられるというものです。現金をなくした時は、基本的になんの保障も受けることはできませんが、クレジットカードに付帯するETCカードなら、いざというときも保障がつくのが魅力です。
ただし、「車内放置」など、カード会員のETCカードの扱いに重大な過失があると認められたときは、保障がうけられないこともあるので注意してください。
クレジットカード一体型ETCカードのデメリット
- 紛失すると悪用されやすい
- 親カードの種類によっては年会費がかかる
- クレジットカードの同時申し込みでないと発行できない
1.紛失すると悪用されやすい
ETCカード一体型のクレジットカードの最大のデメリットが、「紛失」や「盗難」の被害にあったときに悪用されやすいということです。
一般的にはETCカードとクレジットカードが別に発行される「分離型」が多くなっていますが、ETCカードをだけを紛失した場合、その性質上「高速道路」、かつ「ゲートでの支払い」にしか利用できず、使い道が限定される、足取りが簡単につかめてしまうことから悪用されにくいと言われています。
これがETCカード一体型クレジットカードになると、クレジットカード機能も使えてしまうため、悪用される確率が跳ね上がります。もちろん、きっちりと管理しておけば盗難などの被害にもあいにくいとは思いますが、万が一を考えた時には、やや防犯上不利になるということはあります。
2.親カードの種類によっては年会費がかかる
クレジットカード付帯型ETCカード全般に言えることで、デメリットというよりも「注意点」ですが、親カードの種類によっては年会費が高額になることもあります。
ETCカード一体型クレジットカードの場合は、JCBカードなどごく一部の発行会社からしか作られていないためあまり高額になることはありませんが、それでも年会費が「かかる」ということは覚えておきましょう。
3.クレジットカードの同時申し込みでないと発行できない
分離型のETCカードであれば、親カードとなるクレジットカードさえ事前に発行されていればETCカード単体の申し込みだけで済みますが、「一体型」のETCカードはクレジットカードとの同時発行以外にはありえないため、クレジットカードと同時に申し込む必要があります。
申し込みには当然、本人確認書類の提出振替口座の設定などの手続きが必要ですので、すでに親カードをもっていてETCカードを追加するだけよりは、「手間」がかかります。
クレジットカード付帯ETCカード(分離型)のメリット・デメリット
クレジットカード付帯のETCカードの中でも、「分離型」、つまりクレジットカードとETCカードが別に発行されるタイプのものは、つぎのメリット・デメリットがあります。
一体型のカードと重複する部分もありますが、あくまでそれぞれの特徴(メリット・デメリット)をまとめたものですのでご了承ください。
クレジットカード付帯ETCカード(分離型)のメリット
- ETCカードとは別管理ができる
- 年会費・維持費が比較的安い
- カード会社のポイントがたまる
- 紛失・盗難保障が受けられる
- 親カードがあれば審査不要
1.ETCカードとは別管理ができる
クレジットカードとETCカードが別々に発行されるメリットの一つに、それぞれ別に管理ができるということがあります。先にETCカード一体型クレジットカードのデメリットで解説したように、一体型カードは防犯という観点からいくと、うっかり車内に放置してしまったときなどにリスクが大きすぎます。
一方で、ETCカードとクレジットカードを別に持つことができれば、うっかりETCカードを忘れたとしても、悪用されやすいクレジットカードの方は手元にあるわけですから、少し安心度が変わります。もちろん、ETCカードを車内に置きっぱなし、車載器にさしっぱなしというのは「NG」ですので、ETCカード単体だとしても気をつけて管理するようにしましょう。
2.年会費・維持費が比較的安い
ETCパーソナルカードと比較した話ですが、クレジットカード付帯型のETCカードは年会費や維持費が安く設定されているケースが多く、持ち続ける負担が少ないと言えます。
もちろん、クレジットカード本体の年会費はそれとは別のお話で、ステータス性を求めれば高額になることもありますが、少なくともETCパーソナルカードのように、初期費用として数万円も「ETCカードだけ」にかかることはありません。
3.カード会社のポイントがたまる
クレジットカード付帯のETCカードなら、一体型でも分離型でも、ほとんどの場合、利用時には「クレジットカード」の利用ポイントがたまります。
ETCマイレージサービスのポイントと併用すれば、ポイントの二重取りもできるのでお得です。
4.紛失・盗難保障が受けられる
クレジットカード付帯のETCカードは、親カードのクレジットカードと同様に、紛失・盗難時の保障が受けられます。
現金や「ETCパーソナルカード」ではこういったクレジットカードならではのメリットは当然ありませんので、いざというときにカード会社の保障が守ってくれる、という安心感だけでもクレジットカード付帯型のETCカードを使うメリットは絶大です。
ETC一体型カードの説明でも触れましたが、車載器に放置していて盗難にあったなどの「カード会員の過失」が目立つ場合には、保障が受けられないこともあるので注意してくださいね。
5.親カードがあれば審査不要
ETCカード分離タイプのクレジットカードなら、すでに親カードになるクレジットカードが手元にある方なら、審査や面倒な申し込み書類は不要で、簡単なオンライン会員ページからの手続きでETCカードを発行することができます。
その場合、ETCカード発行に際して審査は「不要」ですので、気軽、かつスピーディに取得することができます。
クレジットカード付帯ETCカード(分離型)のデメリット
- ETCカードと同時に持ち歩くとややかさばる
- 親カードの種類によっては年会費がかかる
1.ETCカードと同時に持ち歩くとややかさばる
ETCカードを別発行できるクレジットカードの小さなデメリットが、ETCカードとクレジットカードを同時に持ち歩こうとすると、2枚持つ必要があるため、ややかさばってしまうということです。
とはいっても、これはクレジットカード一体型のETCカード以外の全てのETcカードに共通する悩みですから、とりたてて「デメリット」とは言えないかもしれませんね。
2.親カードの種類によっては年会費がかかる
親カードとなるクレジットカードの種類によっては、クレジットカード自体の年会費が高額となるケースもあります。一方で、クレジットカードの年会費も、ETCカードの年会費もどちらも「無料」としているカードも存在しますので、最終的にはどんな価値観をもってカード選びをするかで年会費は変わってくると言えます。
ステータス性や手厚いサービスを求めるなら高額な年会費のカード、実用性やお得さを求めるなら無料・格安のカードといったように選べばよいので、デメリットというよりは「注意点」として覚えておいてほしいというところですね。
ETCパーソナルカードのメリット・デメリット
ETCパーソナルカードのメリット・デメリットは次の通りです。
ETCパーソナルカードのメリット
- クレジットカードを作らなくても良い
- 審査を受ける必要がない
1.クレジットカードを作らなくても良い
クレジットカードがいくら安全だと言われても、やはり「こわい」、「なんとなくいやだ」という方が一定数いるのも事実です。ETCパーソナルカードは、クレジットカードとは異なり、純粋に「ETCカード」としての機能しかありませんので、クレジットカードを作らなくても良いというのは人によっては魅力です。
とはいってもクレジットカードが「信用」を担保に一時的にお金を借りるのに対して、ETCパーソナルカードは「保証金」を担保に同様にお金を借りるので、お金を借りるという点ではあまり変わりはありません。
ETCカード以外にも使えてしまうクレジットカードがイヤ、という理由であれば、ETCパーソナルカードはおすすめです。
2.審査を受ける必要がない
ETCパーソナルカードは、信用ではなくお金を担保にして作るカードですので、「審査」が不要です。
そのため、クレジットカードを作りたくてもつくれない、信用情報に傷があるという方は、審査がいらないETCパーソナルカードを選ぶ、というケースがあるようです。
ETCパーソナルカードのデメリット
- デポジット(保証金)が高額
- 年会費がかかる
- 独自のポイントはたまらない
1.デポジット(保証金)が高額
ETCパーソナルカードの最大のデメリット、それがデポジット(保証金)の存在です。
ETCパーソナルカードは審査完全不要で発行できる唯一の個人用ETCカードですが、裏を返せば審査がない=「信用」がない方でも作れるということで、お金を返せなくなった時の補填用に「保証金」を最初に支払っておくことが必要です。
保証金は、毎月のETC平均利用金額の4倍の金額と決められており、最低でも「2万円」を預けておかなくてはいけません。毎月2万円をETCで利用する予定がある方なら「8万円」になりますので、かなり高額な設定だということがわかります。
「デポジット」はあくまで「預かり金」という扱いですので、支払いに充当することはできず、ETCパーソナルカードを使い続けるならずっと預けておかなくてはいけないお金です。
2.年会費がかかる
ETCパーソナルカードは、デポジットの他に「年会費」がかかります。年会費は1,234円(税込)で、ETCパーソナルカードを管理・運営する費用の一部を会員に負担してもらう目的でかかってくるお金です。
もちろん、クレジットカード付帯のETCカードでも「年会費」がかかるケースもありますが、1,000円を超える金額はあまりないため、ここも「デメリット」と言えるポイントですね。
3.独自のポイントはたまらない
ETCパーソナルカードはクレジットカードではないため、クレジットカード付帯カードのように「独自ポイント」がためられるといったしくみはありません。
「ETCマイレージサービス」への登録はできますが、このサービスは無料、かつ個人用ETCカードならどのカードでも利用できますので、純粋にポイントの二重取りができない分「デメリット」が目立つと言えます。
ETCカード(レンタル)のメリット・デメリット
最後に、個人用ETCカードとして「利用」できるカードとして、レンタルのETCカードのメリット・デメリットを解説します。
基本的に自分で車をもっていて、その車でETCカードを使いたいと考えている方なら選択肢にもならないとは思いますが、参考程度にご覧くださいね。
ETCカード(レンタル)のメリット
- クレジットカードを作らなくても良い
- 必要な時だけ借りられる
- レンタル料金を支払えば使える
1.クレジットカードを作らなくても良い
レンタルでETCカードを利用するメリットとしては、クレジットカードを作らなくても良いというものがあります。
ふだんクレジットカードを使わない、もしくは理由があってクレジットカードを作れない方は、ETCカードの発行は「ETCパーソナルカード」しか選択肢がなくなってしまいますが、「レンタカー」を借りるという合わせ技を使えば、ETCカード自体にかかるコストを最小限にしてETCカードを使うことができます。
レンタカーの会社にもよりますが、レンタル料は300円程度でもありますので、純粋にETCでの利用料金に300円をプラスすれば使えるのは、かなりありがたいサービスと言えます。
2.必要な時だけ借りられる
レンタルのよいところは、「普段はいらない」、「年に1〜2回しか使わない」という方が、「必要な時」だけ利用するのに気軽に借りられるというところです。
つかわないETCカードやクレジットカード、ただ持っているだけならば盗難や紛失といったリスクの方が目立ってしまいますので、普段は持っておきたくないという方にぴったりの利用方法です。
3.レンタル料金を支払えば使える
クレジットカードを作る以外に個人がETCカードを利用する手段としては、ETCパーソナルカードかレンタルかの2択になってしまいますが、ETcパーソナルカードは高額な「デポジット」が必要になるため、なかなかハードルが高いですよね。
一方、ETCカードのレンタルなら、レンタカー利用時しか使えないという縛りはありますが、たまに利用する程度なら気軽さも加味すればETCパーソナルカードよりもメリットが大きくなることもあります。
ETCカード(レンタル)のデメリット
- 独自ポイント・マイレージポイントはたまらない
- レンタカーを使う時しか借りられない
1.独自ポイント・マイレージポイントはたまらない
レンタルのETCカードは、あくまで「借り物」ですので、自分がそのカードを使ってポイントを貯めたりすることはできません。そのため、単純な「ETC利用割引」、「ノンストップ通行」以外のETCカードのメリットは受けられませんので、利用頻度が高い方には不向きです。
たくさん利用して、お得にポイントや割引を利用したい方は、クレジットカード付帯のETCカード、もしくはETCパーソナルカードの方がいいでしょう。
2.レンタカーを使う時しか借りられない
これがレンタルETCカードの最大の「デメリット」だと思いますが、レンタルのETCカードは、それ単体で借りられるサービスはありませんので、レンタカーとの「セットレンタル」が前提になります。
そのため、車を自己所有している方にとっては、かえってETCパーソナルカードなどよりもコストがかかってしまうかもしれません。年に1〜2回しか利用しない、かつ自己所有の車がなくレンタカー利用が前提、という方ならメリット絶大ですが、そうでなければコスト面のデメリットがきになるところですね。
ETCカードは一般的にクレジットカード付帯タイプがおすすめ!
結局、ETCカードを個人で利用する時にはどんなタイプがおすすめなの? と迷ってしまう方もいると思いますが、総合的に考えると、クレヒス・信用情報がよほど悪くない限りは、クレジットカード付帯型ETCカード(分離型)が最もおすすめです。
理由は、ETCカード自体の維持費や年会費が比較的少なく、親カードであるクレジットカードのメリットも受けられる上、クレジットカードとETCカードが別で発行されるので扱いやすいからです。
メリットが似ているものにETC一体型のクレジットカードもありますが、こちらは種類が極端に限られてしまう上に、なくしてしまったときのデメリットが大きいため、一体型にこだわりがないのであればおすすめしません。
最終的には、自分の使い方やETCカードに求めるメリット、クレジットカードの好みなどで選ぶのが一番ですので、申し込み前に、どんな条件のカードが欲しいのかを一度よく考えてみましょう。
まとめ|ETCカードは種類を理解して自分にあったものを探そう
ETCカードを選ぶときは、どんな種類があるのか把握しておき、それぞれのメリット・デメリットを見た上で自分にあったものを選ぶことが大切です。
最も一般的、かつメリットが多いのが「クレジットカード付帯」で発行できるETCカードですが、審査があるためクレヒス(信用情報)が悪い方ですと、なかなか発行が難しいこともあります。
基本的にはこれまでとくに借金の延滞などがなければ、クレジットカードは作れるケースが多いと思いますので、審査に自信のない方は「審査が柔軟」とされる「流通系カード」などから選ぶなど、工夫をして自分にとって最もメリットが大きいETCカードを選んでくださいね。
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