ETCカードは学生でも持てる!選び方・おすすめカード解説
車でよくドライブや旅行に出かける学生なら、ETCカードは必ず持っておきたいアイテムです。家族名義のカードがあるからいいと考えている方もいますが、実はいざという時の保障が受けられない、そもそもルール違反など、デメリットが多くおすすめできません。
今回は、学生が自分の名義でETCカードを持つメリットや選び方、おすすめのETCカードなどを解説していきます。これからETCカードを使いたい方、いままで保護者のETCカードを使ってしまっていた方はぜひ参考にしてくださいね。
TOPIC
ETCカードは学生でも持てる!ETCカードのメリットは?
はじめに、そもそもETCカードは学生でも持てるのか? という疑問を持つ方もいると思いますが、親カードとなるクレジットカードさえ発行できれば、学生でもETCカードを持つことができます。
むしろ、クレジットカード会社としては、将来性のある学生にこそクレジットカードを使ってもらいたい、という業界の全体の流れがありますので、社会人よりも「良い条件」・「お得な条件」でETCカード、クレジットカードを持つことが可能です。
前知識のない方のために少し触れておきますが、「ETCカード」は原則「クレジットカード」の「追加カード」として発行されるものですので、クレジットカードがなければETCカードはつくれない、ということは知っておいてくださいね。
学生がETCカードを持つとこんなメリットがある!
学生が初めてETCカードを持つには抵抗があるかもしれませんが、実はETCカードには「クレジットカード同様に盗難・紛失時の補償がある」ほかに、次のような素晴らしいメリットがあります。
- ノンストップ・キャッシュレスで通行できる
- ポイントがたまる
- ETC割引が受けられる
- 紛失・盗難時の補償が受けられる
1.ノンストップ・キャッシュレスで通行できる
ETCカードを利用する一番のメリットが、渋滞しがちな高速道路、有料道路の料金所をノンストップ・キャッシュレスで通過できるという点です。ETCカードがない方は、当然ETCシステムを利用できないため、有人の一般レーンでストップして精算するほかありません。
さらに、ETCカード利用者しか使えない「スマートIC」というものも作られてきているため、これまで渋滞していたICを回避して、一つ手前のスマートICで離脱する、ということもできてしまいます。
ETCカードは、効率よく高速道路を使って楽しくドライブ・旅行を楽しみたい「スマート」な学生にぴったりです。
2.ポイントがたまる
ETCカードを使うと、クレジットカードを利用した時と同じように扱われるので、親カードであるクレジットカードのポイントがたまります。
高還元率カードなら1.0%以上も可能ですから、ETCマイレージサービス(高速道路事業者運営の無料ポイントサービス)に登録しておけば、ポイントの二重取りで、最高10%以上節約も可能です。
これがETCカードなし、もしくは(本当はダメですが)保護者のカードを使っていたとすると、自分で管理できるポイントは一切ないので、非常にもったいないですよね。しかも、利用履歴はしっかりと見られてしまうので、なんとなく気分もよくありません。
少しでもお金を節約する、ポイントを貯めるためにもETCカードは必要と言えます。
3.ETC割引が受けられる
ETCカードを使うと、「ETC専用割引」というものが受けられます。ETCマイレージサービス登録者のみ適用される「平日朝夕割引」をはじめ、休日に地方部で30%割引が受けられる「休日割引」、「深夜割引」など様々な割引があります。
いずれも「現金払い」、「一般レーン利用」では適用されない割引ですので、通学で高速道路を利用する方、できるだけお得に旅行に行きたい方ならETCカードは必須と言えますね。
4. 紛失・盗難時の補償が受けられる
ETCカードは基本的に「クレジットカード」と同様に、紛失・盗難時に補償が受けられます。
カード利用者がきちんと管理していたにもかかわらず「なくした」、「盗られた」というときは、所定の日数以内(多くは届け出から遡って過去60日以内)であれば不正利用の分の支払いを免除されるというものです。
もちろん、出先で放置してしまったなど、状況次第ではこちらの責任になってしまうこともありますが、現金払いよりも「補償」がある分、安心して使うことができます。
学生向けETCカードの選び方は?見るべき4つのポイント
学生向けETCカードを選ぶときは、次のポイントをチェックしましょう。
学生が使いやすいクレジットカード、ETCカードというものは選択肢が多すぎて迷ってしまうと思いますが、ポイントさえおさえていれば、自分好みの選択肢で絞っていくだけなので、簡単に良カードに出会うことができます。
中には「学生なら学生専用カード一択」という考えの方もいますが、今では学生向けカード以外でも良質でコスパの良いカードはたくさんあります。もちろん学生向けはコスパ優秀なカードが多いですが、せっかくなら学生向けだけにこだわらず、冷静に条件を整理して選ぶことをおすすめします。
学生向けETCカードの選び方・ポイント
- 年会費
- ポイント還元率
- 申込条件は合っているか
- 付帯サービスはどうか
1.年会費
学生の方はアルバイトや仕送りで生活しているケースがほとんどだと思いますので、高額な年会費はまず出せないですよね。そのため、基本的には学生には「年会費無料」のETCカードがおすすめです。
中にはETCカードが無料でもクレジットカードに年会費がかかるケースもありますが、できるだけコストを抑えるためにも「ETCカード」と「クレジットカード」どちらも無料のものを選びましょう。
もちろん、実は学生ながら起業をしてたくさん稼いでいるという方は、年会費が有料のものでも大丈夫だと思います。あくまでも「自分のお財布」と相談して決めるようにしてくださいね。
2.ポイント還元率
学生向けのETCカードを作るなら、「ポイント還元率」のチェックは大切です。学生ということは、できるだけ節約して少しでも遊びや学びにお金を使いたい方も多いと思います。
一般的なETCカードのポイント還元率は0.5%程度ですが、ポイント還元率の良いETCカードとなると1.0%以上も珍しくありません。ちなみに、ETCカードのポイント還元率は親カードとなるクレジットカードに依存しますので、還元率の良いETCカードが欲しければ還元率の良い「クレジットカード」を作りましょう。
0.5%と1.0%では「2倍」の差がありますので、たかが0.5%の差と侮らずに、できるだけポイント還元率の良いカードを選ぶようにしてくださいね。
3.申込条件は合っているか
意外と見落としがちなのが、「申込条件」のところです。申込条件には年齢や収入などの申込に関する最低限の情報が書かれていますが、中には「学生不可」や「30歳以上限定」などの制限がついていることがあります。
ここが間違っていれば、いくらクレヒスなどが優秀な人でも審査にはじかれてしまいますので、きちんと「18歳以上」や「学生OK」のカードを選んで申し込むようにしましょう。
4.付帯サービス・特典はどうか
ETCカードの親カードとして発行するクレジットカードには、種類によって「特典」や「サービス」が付帯することがあります。
特に学生向けのクレジットカードは年会費無料でも付帯サービスがついていることが多く、社会人向けのカードよりもやや優遇される傾向があります。
社会人向けのクレジットカードでも年会費無料かつ付帯サービス・特典つきのカードも数は多くないものの、きちんとありますので、そういったコストパフォーマンスに優れたカードどうしで比較するといいでしょう。
支払う年会費を高くすれば、もちろん特典内容も良くなりますが、学生であれば年会費無料カードでも十分に良質なカードが選べますので、ステータス性の高いカードはぜひ社会人になってからデビューしてくださいね。
学生がETCカードを選ぶ・利用する際に注意したいこと
学生がETCカードを持つ際は、次のことに注意しておきましょう。
学生がETCカードを持つ時に注意しておきたいこと
- 卒業後のカード更新はどうなるか
- 車内に放置しておくと保障が受けられない
1.卒業後のカード更新はどうなるか
これは「学生向けカード」に言えることですが、ほとんどの学生向けクレジットカード、ETCカードは卒業後の更新時に「社会人向けカード」へと強制的に移行します。もしくは、有料になるケースが多いです。
学生時代に作ったクレジットカードを利用していれば、その後も同じブランドのカードを持ち続ける可能性は高いと思いますので、移行後の社会人向けカードに魅力を感じるかどうかもチェックしておくといいでしょう。
中には非常に優遇された条件で、学生専用カードから若者向けゴールドカードへほぼ審査なしで切り替えられるカード会社もありますので、将来的にステータス性の高いカードを持ちたい方は、親カード選びも「将来性」を大切にして選ぶことが大切です。
ちなみに、社会人向けのクレジットカードは基本的に強制的にカード切り替えされることはありませんので、ご安心ください。
社会人向けカードは、利用状況によってはよりランクの高いクレジットカードのインビテーション(招待状)が届くケースもありますので、届いた時には自分のニーズに合わせて招待を受ける・受けないを決めれば大丈夫です。
2.車内に放置しておくと保障が受けられない
学生向けのETCカードだけに限らず、基本的にETCカードは車載器に挿したまま放置してしまうと、いざという時の補償が受けられません。
無人の車の中に貴重品を放置する、という行為がそもそも「気をつけている」とは言えませんので、どうしても「重大な過失」ととらえられてしまうのですね。
自分の車でETCカードを使うとなると、ついつい抜くのが面倒でそのままにしてしまうという方も少なくないのですが、多くの方がやっているからといって「大丈夫」ではないことをよく覚えておいてください。
学生におすすめのETCカード向けクレジットカード3選
ここでは、ETCカードを作りたいけどどのカードがいいか分からない、という学生の方におすすめのETCカード向けクレジットカードを3枚ご紹介いたします。
いずれも年会費無料、かつお得なカードですので、迷った時はぜひ検討してみてくださいね。
1.JCB CARD W/W plus L

年会費 (初年度) |
永年無料 | 年会費 (2年目) |
永年無料 |
---|---|---|---|
還元率 | 1.0%~ | 発行日数 | 最短3営業日 |
JCB CARD W、JCB CARD W plus Lは「日本発」の国際ブランドであるJCBが発行するプロパーカードです。年会費は無料で、常時2倍、1.0%以上の高いポイント還元率が魅力です。
一般的な国際ブランドのプロパーカードといえば、他社でいうとアメックスやダイナースなどいわゆる「富裕層向け」ブランドから発行されており、年会費無料のカードはありません。
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JCB CARD Wなら、信頼度の高いJCBが発行するクレジットカードだけではなく、ETCカードも「年会費無料」で発行ができて、付帯保険として「ショッピング保険」、「海外旅行傷害保険」までついてくるので驚きのコスパといえます。
もちろん、学生の方でも18歳以上であれば申し込むことができます。WEB入会限定、39歳以下のみ申し込みOKなどの条件はありますが、学生のうちに取得しておけば40歳以上になっても長く使えるお得なカードです。
今お得で年会費がかからないカードといえば、利用期間に制限(卒業後は切り替え、もしくは有料となるもの多数)のある学生専用カードよりも、このカードをおすすめします。
しっかり使えば、将来的にJCB上位ランクカードへのインビテーションが届く可能性もありますよ。
2.三井住友デビュープラス

年会費 (初年度) |
無料 | 年会費 (2年目) |
1,250円+税 |
---|---|---|---|
還元率 | 1.0%~2.5% | 発行日数 | 最短3営業日 |
三井住友デビュープラスカードは、銀行系ブランドである「三井住友カード」から発行されている「学生向けカード」です。年会費は「年1回の利用」で無料となり、ETCカードも1年に1回でも利用すれば無料となっているため、きちんと使う方なら維持コストはかかりません。
ただし、利用がなければクレジットカードの年会費として1,250円、ETCカードの年会費として500円かかってしまうので、使う気がなくてもちょっとした買い物に1回でも利用した方がおすすめです。
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ポイント還元率も良く、三井住友カードの一般カードと比較して「2倍」である常時1.0%となっています。付帯保険として「ショッピング保険」もついているのがいいですね。
このカードは、26歳以降の最初の更新時に「プライムゴールド」、さらに使い続けると「三井住友ゴールドカード」へと自動で更新されますので、自分の年齢とともに利用するクレジットカードもランクアップさせたい方にぴったりです。
3.学生専用ライフカード

年会費 (初年度) |
永年無料 | 年会費 (2年目) |
永年無料 |
---|---|---|---|
還元率 | 0.5%〜1.0% | 発行日数 | 最短3営業日 |
学生専用ライフカードは、「海外旅行」が好きな学生にぴったりのクレジットカードです。年会費は無料、ETCカードも無料です。
18〜25歳までの「学生専用」で発行されているカードですが、海外でのショッピングで5%キャッシュバックされるのは、ほかにはない魅力です。
学生専用ライフカード新規ご入会キャンペーン!新規入会&利用条件クリアでもれなく最大10,000円相当(2,000ポイント)のLIFEサンクスポイントプレゼント!
さらにカード新規入会後は1年間ポイント還元率1.5倍、毎年の誕生日月には3倍です。海外旅行保険までついており、まさに「海外旅行へ行く学生」専用カードです。
卒業後もライフカードとして引き続きご利用いただけますが、「海外旅行傷害保険」や「キャッシュバックサービス(海外)」などの一部サービスは使えなくなりますので、ご注意ください。
卒業後も変わらないサービスが受けたい方は、初めにご紹介した「JCB」のカードの方が向いているといえます。
ETCカードは学生でも必要!自分にあった1枚を選ぼう
ETCカードは親のカードを借りて使っているという学生の方も多いとは思いますが、自分名義以外のカードを利用することはルール違反ですので、使うなら「自分のカード」を持つことがおすすめです。
学生でETCカードを持とうと思うと、まずはクレジットカードへ申し込む必要があるためハードルが高く感じるかもしれません。しかし、実際には将来性のある若者にカードを使って欲しいカード会社がほとんどですから、親カードとなるクレジットカード選びさえ間違えなければETCカードを持つのは難しくありません。
年会費無料で学生でも申し込めるクレジットカード、ETCカードは多数ありますが、自分が求める条件やライフスタイルを見直して、ぜひ自分に合った1枚を選ぶようにしてくださいね。
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