iDとQUICPAYの違いは?後払い電子マネーはどっちを選ぶべき?
後払い式電子マネー「iD」と「QUICPay」は、どちらも使い方・支払い方法がほぼ同じです。そのため、どちらが優れているのか、どっちを選ぶべきかを迷う方もいるでしょう。
今回は、iDとQUICPay、どちらを使おうか迷っている方向けに、様々な項目に分けて徹底比較してみました。iDかQUICPay、どちらを使おうか迷っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
iDとQUICPayの違いを徹底検証してみた!
ここでは、次の項目に分けてiDとQUICPayの違いを比較してみました。どの点で、どのように異なっているのか、みていきましょう。
iDとQUICPayを徹底比較!両者の違いは?
- 使えるお店の違いを比較!共通しているお店、一方のみのお店があり
- 使えるクレジットカードの違いを比較!
- 利用できるデバイスの種類は「QUICPay」が豊富
- iDとQUICPayのお得度はどっちが高い?
- iDやQUICPayは海外でも使える?
1.使えるお店の違いを比較!共通しているお店、一方のみのお店があり
iDとQUICPayそのものの最大の違いは「使えるお店の種類」が違うこと。グルメ、ファッション、スーパー、コンビニの各ジャンルで共通のお店やどちらか一方のみしかサイトに記載していないお店を集めてみました。
※このデータはiD、QUICPay公式サイトの情報より2019年6月に収集したものですので、実際の状況とは異なるケースがあります
コンビニ
<iDのみ>
・サンコス
・アズナス
<QUICPayのみ>
・なし
<共通>
・くらしハウス
・セブンイレブン
・デイリーヤマザキ
・生活彩家
・ミニストップ
・ローソン
・ファミリーマート
・ポプラ
・セイコーマート
・スリーエイト
スーパー
<iDのみ>
・スーパー魚長
・ウェスタン
・ショッピングランドいっきゅう
・光洋
・ジョイ
・やまや など
<QUICPayのみ>
・フィール
・フードマスターベーシック
・福原
・フレッティ
・ホクレンショップ
・ベルジョイズ
・ユニバース など
<共通>
・まいばすけっと
・平和堂
・アピタ
・イオン
・オークワ
・中央スーパー
・ディナーベル など
ファッション
<iDのみ>
・AOKI
・洋服の青山
・Levis など
<QUICPayのみ>
・ユニクロ
・マックハウス
・ライトオン など
<共通>
・ショッピングモール店舗
・商業施設店舗 など
レストラン・グルメ
<iDのみ>
・王道
・かごの屋
・はま寿し
・華屋与兵衛/和食よへい
・グルメ杵屋 など
<QUICPayのみ>
・藍屋
・おかげ庵
・味の民芸
・魚べい
・温野菜
・MKレストラン
・CoCo壱番屋
・木曽路
・さくら
・相模チェーン
・庄屋 など
<共通>
・かっぱ寿し
・海鮮三崎港
・牛角 など
以前はiD優勢だったが、今ではサイト上は大差なし
以前はiDの方が全体として普及している印象でししたが、このジャンルに限って言えばむしろグルメカテゴリはクイックペイが優勢であり、全体として「大差なし」と言えるでしょう。
ただし、ここには記載がないものの、自動販売機での決済はまだまだiDが有利。QUICPayに対応していないケースもあります。よって、自動販売機をよく利用するならiD、グルメならQUICPay、そうでなければどっちでもいいといったところですね。
2.使えるクレジットカードの違いを比較!
ここで、iDが使えるクレジットカード会社、QUICPayが使えるクレジットカード会社をそれぞれまとめてみました。
iDが使えるクレジットカード会社
・三井住友カード
・イオンカード
・クレディセゾン
・UCカード
・ファミマカード
・ライフカード
・dカード(dカードゴールド)
・セディナ など
QUICPayが使えるクレジットカード会社
・JCB
・オリコカード
・三菱UFJ NICOS
・クレディセゾン
・UCSカード
・UCカード
・トヨタファイナンス
・アメリカン・エキスプレス
・セディナ など
クレジットカード会社は共通しているところもあり
クレジットカード会社は、どちらにも提携していて電子マネーを「選べる」という会社も。共通してどちらも選べるのは「オリコカード」のみとなっていますので、どちらか一方なんて選べない、両方使いたい、という方にはオリコカードがおすすめです。
iDやQUICPayはクレジットカードの「もう一つの決済手段」というイメージ。よって、還元率や付帯サービスもクレジットカードによります。
お得で付帯サービスが受けられるという条件が欲しいなら、クレジットカード選びから真剣に行った方がいいですよ。ちなみに、オリコカードはお得度が高いシンプルなカードですので、iD、QUICPayどっちも使いたい派の方でも、選んで損はしません。
3.利用できるデバイスの種類は「QUICPay」が豊富
iD、QUICPayともに「おサイフケータイ」や「Apple Pay」での利用はもちろん、クレジットカード一体型カード、電子マネー専用カードで使えます。
とはいうものの、実は形態の多様さはQUICPayが上。
・コイン型(コインケースにぴったり)
・キーホルダー型(ちょっとした買い物に便利)
・nanacoカード一体型(複数の電子マネーを同時に携帯)
・ANA QUICPay+nanaco(ANAスキップサービス機能、QUICPay、nanaco一体型・キーホルダー)
といった、iDにはない形が選べるのです。こういったちょっとユニークな電子マネーの形を希望するなら、QUICPayがいいでしょう。
4.iDとQUICPayのお得度はどっちが高い?
iDとQUICPayは、還元率・サービス内容ともに発行元となる「クレジットカード」に依存しています。よって、どちらか一方のみがお得、というわけではありません。
どちらの電子マネーでも、ポイント還元率1.0%以上となるお得度の高いクレジットカードはありますので、ポイント付与やサービスにこだわるのであれば、そういった特性をもつカードを選びましょう。
よって、どちらがお得か? の問いに対する結論は「選ぶクレジットカード次第」です。

年会費 (初年度) |
永年無料 | 年会費 (2年目) |
永年無料 |
---|---|---|---|
還元率 | 1.0%〜5.0% | 発行日数 | 最短5営業日 |
dカードは、NTTドコモが発行しているお得なクレジットカード。ドコモユーザー向けのケータイ補償といった特典をのぞいても、十分に魅力あるスペックです。
基本還元率は1.0%と高く、dポイントと提携している街のお店で使えば、dポイントの二重取り(2.0%還元以上)が可能。
新規入会&各種設定&利用条件クリアで、合計最大7,000ポイントプレゼント
年会費は必要ですが、実は年間1回でもカードを利用すれば無料に。実質無料といってもいいでしょう。
さらに、電子マネーと相性のいいコンビニ「ローソン」でdカードを使うと、最大5%もお特になるのが驚きですね。
共通ポイントをお得に貯めたい方、iDを活用したいかたにオススメのカードです。

年会費 (初年度) |
永年無料 | 年会費 (2年目) |
永年無料 |
---|---|---|---|
還元率 | 1.0%~ | 発行日数 | 最短3営業日 |
JCB CARD W/W plus Lは、JCBが発行するプロパーカードの中でも、お得度を追求したシンプルなカード。
39歳以下、WEB申し込み限定という縛りはありますが、魅力が詰まっています。
新規ご入会&ご利用条件クリア&Amazon.co.jpの利用で20%分最大35,000円キャッシュバック!さらにもれなくAmazonギフト券(Eメールタイプ)1,500円分をプレゼント!JCBのタッチ決済で20%キャッシュバック(最大1,000円)!
基本還元率は1.0%と高く、iDの利用でもポイントを貯めることができます。さらに、たまったポイントは他社では真似できない「JCBギフトカード」に高い交換率で交換可能。
付帯保険も「海外旅行傷害保険」、「海外ショッピング保険」がついてきます。年会費無料とは思えませんね。もちろん、電子マネー「QUICPay」に対応しています。
年会費無料カードの中でもコストパフォーマンスが抜群の、今一番おすすめのクレジットカードです。興味がある方は、ご検討ください。
5.iDやQUICPayは海外でも使える?
iDやクイックペイは、どちらも海外では「使えません」。というのは、iD、QUICPayはどちらも日本独自の電子マネー。海外では普及していないのです。
ただし、Apple Payであれば、JCB、MasterCard、アメックスを登録してあるなら「コンタクトレス決済」というものが海外で利用できます。使い方はApple Pay電子マネーを使う時と同じ要領。
iD、QUICPayそのものは使えませんが、こんな決済方法があるのだな、程度に覚えておいてくださいね。
iDとQUICPay、結局どっちを選べばいいの?
iDとQUICPay、どっちを選ぶかは、結局は「利用したいお店」と「クレジットカードの好み」の2つが重要です。特に、どちらか一方しか使えないお店をよく利用するなら、そのお店で使える電子マネーを選ぶべきと言えるでしょう。
使いたいお店が大差なければ、発行元となるクレジットカードのスペックや役立つシーン、好みなどで、選ぶ電子マネーを決めるのもありですね。
電子マネーはあくまで「カードの決済機能の一つ」と考えるのもあり
後払い式電子マネーは、クレジットカードの「もう一つの決済手段」ですから、もとになるクレジットカードが自分好みであるのは大前提。電子マネーのお得度も、受けられるサービスもクレジットカードに左右されます。
よって、最終的にどうしても迷ってしまったら、決め手となるのは「クレジットカード」。自分のライフスタイル、利用するお店に合っているクレジットカード・電子マネーを選択してくださいね。
迷ったらiDとQUICPayのW搭載型クレジットカードを選ぼう
iDとQUICPayはそれぞれ魅力が異なり、一概に「どっちが絶対に良い」とは言えません。悩んでしまって決められない、という方は、どちらも搭載できる特殊なクレジットカード「オリコカード」がいいでしょう。
Orico Card THE POINT(オリコカード ザ ポイント)

年会費 (初年度) |
永年無料 | 年会費 (2年目) |
永年無料 |
---|---|---|---|
還元率 | 1.0〜2.0% | 発行日数 | 最短8営業日 |
Orico Card THE POINT(オリコカード ザ ポイント)は、オリコカードブランドから発行されている、とにかくポイントの貯まりやすさ・使いやすさを重視したシンプルなカード。
付帯保険などは一切ありませんが、ポイント還元率常時1.0%でお得。QUICPayとiDのダブル搭載可能で、どちらか一方しか使えないお店でもポイントを撮り逃さないのが魅力です。
ネットショッピングにも強みを持っており、オリコモール経由でお買い物をすると、ポイントが何倍にもなるケースも。貯めたオリコポイントは各種共通ポイントに移行可能。使い道に困りません。
シンプルかつ還元率・電子マネーに強みがある1枚です。
まとめ
iDとQUICPayの違いは「使えるお店」と「クレジットカード」好みで選ぼう
後払い式電子マネー「iD」と「QUICPay」の大きな違いは、「使えるお店」と「対応クレジットカード」が異なること。
カードタイプといった形態の違いもありますが、実際に使うシーンで大きく左右される項目はその2つでしょう。どちらが優れているかは「個人の好み・使い方」によりますので、一概にどちらが絶対に良い、とは言えません。
自分のライフスタイルやクレジットカードに求めることを考えた上で、相性が良さそうな電子マネーを選んでくださいね。
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