JCBカードはローンも利用できる?ローンカードのメリットとデメリット
JCBカードでカードローンができたらいいのに、と思っている方は意外と多いのではないでしょうか。
今回は、JCBブランドでカードローンを利用したいと考えている方向けに、JCBでカードローンを利用する方法や、メリット、JCBのキャッシングとの違いを解説します。
JCBのカードローンについて知り、自分にメリットがありそうな場合は利用を検討してみましょう。
TOPIC
JCBでカードローンを利用する方法は?作り方を解説!
JCBのカードローンを利用するなら、クレジットカードとは異なる「ローンカード」を作ります。
ここでは、JCBのローン専用カード「FAITH」の作り方、利用方法を解説します。
JCBローンカードの作り方・利用方法
- JCB公式サイトからカードローンを申し込む
- オンライン口座設定・収入証明書送付
- 審査結果を待つ
- ローンカードを受け取る
- 全国のCD・ATM、もしくはキャッシング振り込みサービスでローン利用する
- ローンを返済する
1.JCB公式サイトからカードローンを申し込む
JCBローンカード「FAITH」に申し込むと決めたら、JCB公式サイトから申し込みをしましょう。申し込み情報は正確に、ミスのないように記入してくださいね。
収入を偽ったり、勤続年数、勤務先を偽ったりすることはやめましょう。
2.オンライン口座設定・収入証明書送付
申し込みでは、オンライン口座の設定と、収入証明書のデータを送付するよう必要があります。インターネットバンキングの契約カード、またはキャッシュカード・預金通帳を用意しておきましょう。
また、収入証明書類は「画像アップロード」でOKです。スマートフォンで撮影した写真も証明になるので、スキャナーがなくても安心です。
3.審査結果を待つ
申し込みの必要事項を送信したら、あとは結果を待ちます。
審査結果は最短当日、クレヒスや条件さえ悪くなければ審査結果が出るのは早く。最短で当日中に結果が分かります。
4.ローンカードを受け取る
ローンカード「FAITH」は、申し込みから3営業日で自宅に郵送されてきます。
一週間後に急に現金が必要になった! という方でも申し込みがしやすい期間設定ですね。
5..全国のCD・ATM、もしくはキャッシング振り込みサービスでローン利用する
ローンカードが届いたら、「全国のキャッシュディスペンサー・ATM」もしくは「キャッシング振り込みサービス」を使えば、カードローンを利用できます。
口座にお金を入れたいときはインターネットか電話から「振り込みサービス」、手元に現金を用意したいときは「CD・ATM」といったように使い分けましょう。
ATM・CDでお金を引き出すときは、銀行のキャッシュカードと操作が似ています。ご利用は計画的に、使いすぎないように注意しましょう。
6.ローンを返済する
借りたお金は、最後に返済しますよね。
JCBのローンカードなら、支払い方法は2通りあります。
1.キャッシング一括払い
JCBはカードローンでは珍しく、一括払いが可能です。金利は5.00%(年利)で、最大5万円まで借りられます。
ちょっとした出費に、すぐ返す時には重宝しますね。
2.キャッシングリボ払い
一般的なカードローンの支払い方法と同じで、毎月「残高スライド元金定額払い」と「毎月元金定額払い」の2種類から選んで支払います。
前者は利用残高に応じて支払い金額で自動で変わる方式、後者は自分で設定した金額を毎月支払う方式です。
JCBでカードローンを利用するメリット・デメリット
JCBでカードローンを利用するメリット・デメリットは次のとおりです。
JCBカードローンを利用する4つのメリット
JCBカードローンを利用するメリット
- 年会費がかからない
- キャッシングよりも利率が安い
- 専用カードなので持ち歩かなければ不正利用されにくい
- キャッシング1回払いが可能
1.年会費がかからない
一般的なクレジットカードは、利用に「年会費」がかかるケースがあります。ローンカードなら、JCBの場合は年会費永年無料で維持コストがかかりません。
2.キャッシングよりも利率が安い
厳密に言えばキャッシングとカードローンは「専用カードがあるか、ないか」の違いです。一般的には、専用カードで行う「カードローン」の方が、クレジットカードを利用する「キャッシング」よりも利率は低くなります。
実際に、JCBではキャッシング手数料がクレジットカードで15〜18%程度というところを、ローンカード「FAITH」なら4.40~12.50%と非常に低めの設定です。
銀行系カードローンにも匹敵する安さですから、よくキャッシングを利用する方はカードローンを検討するのもいいでしょう。
3.専用カードなので持ち歩かなければ不正利用されにくい
クレジットカードは磁気ストライプで読み込むお店では「不正利用」が簡単にできてしまうデメリットがあります。
カードローンなら、利用するときしか持ち歩く必要がない上に、暗証番号なしではお金が借りられないので、クレジットカードよりも不正利用のリスクが低いと言えます。
4.キャッシング1回払いが可能
これはJCBカードローン「FAITH」に限定したお話ですが、FAITHなら一般的に「キャッシングリボ払い」しか使えないカードローンでも、「一括払い」が選択できます。
利率も年利5%(1,000円を30日間借りても手数料はたったの4円!) ですから、気軽に使いやすくなっています。
JCBカードローンを利用する4つのデメリット
JCBカードローンを利用するデメリット
- 普段使わないなら管理が面倒
- クレジットカードよりもカードを作る気軽さが低い
- 手数料がかかってしまう
- 計画的に利用しなければ多重債務者になってしまう可能性も
1.普段使わないなら管理が面倒
普段からカードローンを使わない方にとっては、家にカードが余分にあるだけで管理が面倒です。きちんと管理しておかなければ、なくしたり、落としたりする原因にもなります。
普段からカードローンはあまり使わない方にとっては、カードを持っていることそのものが煩わしく、デメリットになってしまうため、申し込みは控えましょう。
2.クレジットカードよりもカードを作る気軽さが低い
クレジットカードとカードローン、どちらがより作る時に「気軽」かと言われれば、やはり一般的に所持している方が多い「クレジットカード」です。
ローンカードは「持っている」という方がクレジットカードほどは多くないので、なんとなく心理的にハードルを感じる方もいます。どうしても必要がない場合は、短期で返済すればクレジットカードのキャッシングでもそれほど手数料がかからないケースもあります。
迷った場合は、一度たちどまって“本当に必要か”を考えてみましょう。
3.手数料がかかってしまう
クレジットカードのキャッシングでも同じですが、現金を借りれば、当然「手数料」が発生します。
クレジットカードの一括払いしか使っていない方は手数料がかからないことを考えると、これもデメリットと言えますね。できるだけ手数料を支払いたくない方は、カードローンは利用しない方が賢明です。
4.計画的に利用しなければ多重債務者になってしまう可能性も
キャッシング、カードローンで怖いのは、一度使い始めると、なんとなく「お金を借りる」ことに対するハードルが下がってしまうところです。
ちょっとしたことでお金を借りていると、いずれ支払いが苦しくなり、「ほかのカードローンから借りて支払う」といった“多重債務者”になるリスクが高くなります。
カードローンは正しく使えば便利なサービスですが、くれぐれも使いすぎは防いで、「計画的」な利用を心がけましょう。
JCBカードローンとキャッシングとの違いは?
JCBブランドの「カードローン」と「キャッシング」の違いは、簡単に言えば「お金を借りられる条件」と「カードの形態」です。
カードローンはクレジットカードで利用できる「キャッシング」とは異なり、「ローン専用カード」が用意されています。専用というだけあって、キャッシングよりもカードローンに特化した、優遇された内容になっています。
JCBのカードローンとキャッシングの融資利率の違い
JCBのローンカード「FAITH」と、一般的なクレジットカードの融資利率の違いは、次の通りです。
キャッシング一括払いの場合
キャッシング一括払いの場合、利率は次のように異なります。
ご利用可能枠 | 融資利率(年利) | |
---|---|---|
カードローン FAITH |
JCBクレジットカードのキャッシング機能 | |
5万円 | 5.00% | 15.00~18.00% |
キャッシング一括払いでは、カードローンを利用すれば利率はなんと3分の1です。
頻繁にカードローンを利用する方なら、見逃せない数字ですね。ただし、利率が安いからと使いすぎるのは絶対にやめましょう。
キャッシングリボ払いの場合
キャッシングリボ払いの場合、利率は次のように異なります。
ご利用可能枠 | 融資利率(年利) | |
---|---|---|
カードローン FAITH |
JCBクレジットカードのキャッシング機能 | |
500万円 | 4.40% | 15.00~18.00% (ザ・クラス会員の方は14.10%) |
400万~499万円 | 6.20% | |
350万~399万円 | 6.90% | |
250万~349万円 | 8.00% | |
150万~249万円 | 10.50% | |
50万~149万円 | 12.50% |
カードローンでは、借り入れの金額が大きくなるほど金利が優遇されるのに対し、クレジットカードキャッシングではほぼ一律です。こちらも、金利はかなり「カードローン」が有利ということが分かりますね。
とはいっても、カードローンに変えたらとたんに利用頻度が高くなったとなれば、メリットよりもデメリットが目立ってしまいます。
もちろん、お金は借りないで済むのが一番トラブルは少なくなります。最終的にはどの方法で現金を借りるのが自分に合っているのかを考えた上で、無理のない範囲で利用できそうな方を選びましょう。
少額・短期ならキャッシングもおすすめ!カードローンとうまく使い分けて
JCBはカードローンが利用できて、金利条件はクレジットカードのキャッシングよりも優遇されています。
カードローンはちょっと現金が足りない時や、どうしても支払いにお金が足りなくなってしまった時には便利なサービスですが、使いすぎは禁物です。
ローンカードを作ったことにより、借金が常態化してしまう可能性もあります。普段からのキャッシング利用はしない! という方であれば、カードローンは利用せず、少額ならクレジットカードのキャッシングを使うという選択もおすすめです。
最終的には、メリット、デメリットを総合的に判断して、自分にとって最も良い選択ができるようにしてくださいね。
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