JCBカードでキャッシング~申し込み方法とメリット・デメリットは?
キャッシングは現金が急に必要になった時に非常に便利なサービスです。大手クレジットカード会社の「JCB」が発行するカードでも、もちろんキャッシングの利用は可能です。
今回は、JCBカードでキャッシングをする方法やメリット、カードローンとどちらがお得なのか、などを解説します。JCBカードで今後キャッシングをしてみようと考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
TOPIC
そもそも、「キャッシング」とは?
そもそもキャッシングとは、クレジットカードやローンカードなどを使って、現金を借りるサービスのことです。
一般的に、キャッシングサービスはお金を借りたら「1回払い」もしくは「キャッシングリボ払い」の2種類の支払い方法を選択できます。一般ローンと比較して金利が高めですが、急に現金が必要になった時や、引き落とし口座にお金が短期間足りない時などに利用すると便利です。
利用したことがない! という方もいると思いますが、計画的に正しく利用すればいざという時の強い味方になります。
JCBカードのキャッシングは2種類ある!それぞれの特徴を解説
JCBカードでキャッシングを利用しようと思った時、利用方法は2種類あります。ここでは、それぞれのキャッシング機能の特徴について解説します。
- JCBクレジットカードのキャッシング機能
- JCBローンカード「FAITH」
JCBローンカード「FAITH」
JCBカードが「キャッシング専用カード」として発行しているのが「FAITH」です。ローンカード「FAITH」の特徴は、次の通りです。
- 年会費無料
- ATM利用手数料月に3回まで無料
- 海外利用不可
- 利用限度額50〜500万円
- 金利は4.40〜12.50%
クレジットカードのキャッシング機能と比較すると、金利が安くキャッシングに特化していることがわかります。ATM利用手数料が無料なのも魅力ですね。
ただし、お得な海外キャッシングには利用できないこと、専用カードをつくるとついつい借金体質になってしまう可能性があることから、デメリットもあります。ローンカードを作るまえに、本当に必要なのかをよく考えてみてくださいね。
JCBクレジットカードのキャッシング機能
一般的に馴染みが深いのは、JCBカードの「クレジットカードキャッシング」だと思います。JCBのクレジットカードを使ったキャッシングの特徴は、以下の通りです。
- 年会費は無料〜有料まで
- 事前に利用枠の申し込みが必要
- 金利は15〜18%
- 利用限度額は1〜100万円
- ATM利用手数料は有料
JCBカードのキャッシング機能は、「事前に利用可能枠の設定」をしておかなくては使えません。
今まで全くキャッシング枠を使っておらず、カードの申し込みの際も「0円」で申し込んでいた……という方は、面倒かもしれませんが、キャッシング利用を開始するために手続きをしましょう。
金利手数料はローンカードよりも高い
金利手数料は当然ですが専用のローンカードよりも高めです。専用カードではないので、キャッシング機能といっても「クレジットカードのショッピング機能」がメインだからでしょう。
とはいっても、ごくたまに利用し、すぐに返済する程度であればそれほど大きな負担にはならないはずです。
ATM利用手数料は有料、借金をしづらくなるメリットも
お金を借りる・返す際のATM手数料も、クレジットカードは有料です。
普通に考えれば「損」だと感じるでしょうが、キャッシングを多用しすぎるもの危険ですから、かえってクレジットカードでキャッシングをした方が「借金体質への抑止力になる」とも考えられます。
どちらもメリット・デメリットありますので、自分にあっているカードをじっくり選び、計画的に利用することが大切です。
JCBカードでキャッシングを利用する方法は2つ!コンビニATMや振込依頼から選択
JCBカードでキャッシングをする方法は、主に2つあります。それぞれについて、やり方を解説します。
JCBカードでキャッシングをする方法
- CD・ATMでキャッシング申込
- 振込依頼でキャッシング申込
1.CD・ATMでキャッシング申込
CDやATMでキャッシングをするための手順は、次の通りです。銀行ATMやコンビニATMなど、場所によって多少やり方が異なる可能性もありますが、おおよその操作手順は同じです。
ATMやキャッシュディスペンサーは操作が分からないから敬遠していた……という方は、ぜひ参考にしてくださいね。
JCBカードでATM・CDキャッシングをする手順
- 「お引出し」ボタンを押す
- 「お借入れ」ボタンを選択
- キャッシングに使うJCBカードを挿入し、暗証番号(4桁)を入力
- 希望の取り引きを選ぶ
- 利用金額を入力する
- 最後にJCBカード、ご利用明細票および紙幣を受け取る
1.「お引出し」ボタンを押す
はじめに、「クレジットカード」のボタンがある場合は「クレジットカード」ボタンを押してから、「お引き出し」を選びます。
クレジットカードボタンがない場合は、最初から「お引き出し」ボタンを押します。
2.「お借入れ」ボタンを選択
お借り入れボタンを押します。
3.キャッシングに使うJCBカードを挿入し、暗証番号(4桁)を入力
キャッシングに使うJCBカードをカード挿入口に挿入し、通常のクレジットカードショッピングと同様の暗証番号を入力します。
4.希望の取引を選ぶ
希望の取引を選びます。支払い方法に応じて、次の2種類のどちらかを選択します。
- キャッシングリボ払いを利用の場合:「カードローン」を選択
- キャッシング1回払いを利用の場合:「キャッシングサービス」を選択
5.利用金額を入力する
利用金額を1万円単位で入力します。借りた分だけ手数料はかかるので、ちょっと多く借りておこう! という行為はできるだけナシにしましょう。
返済するときに大変になってしまいますからね。
6. JCBカード、ご利用明細票および紙幣を受け取る
最後に、JCBカードとご利用明細票、紙幣を受け取ります。撮り忘れのないように注意しましょう。
2.振込依頼でキャッシング申込
振込依頼で口座に直接現金を入れてもらうときは、お客様専用WEBサービス「My JCB」もしくは「JCBキャッシングテレホンサービス(0120-3540-33/24時間・年中無休・自動音声)」から申し込みましょう。
どちらも基本的に案内に従っていけば良いので、簡単です。電話で申し込みをする際は、手元にカードを準備するのを忘れないでくださいね。
また、電話でのキャッシングサービスは「キャッシングリボ払い」しかできないので、ご注意ください。
JCBカードのキャッシング返済方法(支払い方法)を解説!リボ・一括返済を選べる
JCBカードのキャッシング返済方法は、先にも触れたようにリボ払い、もしくは一括返済の2種類です。それぞれの返済方法は、簡単に解説すると次の通りです。
- キャッシングリボ払い……毎月ほぼ決まった額を返済する支払い方法
- キャッシング一括返済……クレジットカードの一括返済と同じく、翌月に返済する方法
キャッシングリボ払いは一見便利ですが、借りる金額によっては返済が長期化してしまい、手数料が累計で見ると高くなってしまいます。
お金に余裕があるときは、リボ払いの途中でも金利手数料を最小限に抑えられる「まとめ払い」がおすすめです。まとめ払いは、ATMやCDから簡単に利用できます。
まとめ払いの利用方法
- 「お預入れ」または「ご入金」ボタンを押す
- JCBカードを挿入し、暗証番号(4桁)を入力
- キャッシングリボ払いの支払いなら「カードローン」ボタンを押す
- 紙幣をそろえて挿入する。※原則は1万円単位
- ご入金金額を画面で確認のうえ「確認」ボタンを押す
- 最後にJCBカード、ご利用明細票を受け取る
できるだけ手数料を抑えたい方は、ぜひご利用ください。
キャッシングをするメリット・デメリットは?
一般的に、キャッシングをするメリット・デメリットは次の通りです。
キャッシングをするメリット
- いざという時に現金を借りられる
- 海外キャッシングがお得
1.いざという時に現金を借りられる
今から飲み会に誘われたけど、キャッシュカードを持ち歩いていない! そんなときは、クレジットカードキャッシングの出番です。こうした「いざという時」に気軽にお金を引き出せるのが、カードキャッシングの魅力です。
もちろん、手数料はかかってしまうのでできるだけ早く返済するべきですが、どうしても今から現金が必要! となったときは心強い味方になるでしょう。
2.海外キャッシングがお得
海外キャッシングとは、文字通り海外でキャッシングをすることです。一般的に、海外で日本円と現地通貨を交換すると「交換手数料」が必要です。
金額や取引先によっては大きな金額になってしまうこともありますが、海外キャッシングを使えば「キャッシンング手数料」だけで現地通貨を引き出せます。
帰国後にすぐまとめ払いをすれば、手数料は最小限で済むので、実は両替よりもずっとお得になるケースが多いのです。JCBは海外でのサポートにも力を入れている会社なので、海外キャッシングに利用するのはおすすめです。
キャッシングをするデメリット
- 使いすぎると支払いきれなくなるケースも
- 金利手数料が高い
1.使いすぎると支払いきれなくなるケースも
キャッシングを使いすぎると、金額が多くなってしまい支払いが大変になってしまいます。最初は少額でも、借金に慣れてしまうと、こういった失敗を犯しがちです。
キャッシングの利用は計画的に、あくまで「たまに」使う程度が理想です。間違っても支払いきれなくなるほど借りて、さらに他のカードで返済のためにお金を借りる……といったことのないようにしてくださいね。
2.金利手数料が高い
キャッシングの金利手数料は、JCBカードに限らず一般的に「高く」設定されています。年利では15〜18%が一般ラインです。月に直すと1.25〜1.5%と大したことがないように感じるかもしれませんが、リボ払いで長期間支払っていると大変な金額になるケースもあります。
例えば、毎月借りたり返したりしながらずっと10万円を借りていたとすると、手数料は1年で18,000円です。どうでしょう? かなり高額になってしまいますよね。キャッシング手数料は決して安くない!ということを頭に入れておき、無駄にお金を借りることのないようにしましょう。
JCBカードのキャッシング枠はどのくらい?
JCBのキャッシングをいざ使ってみよう! と思ったとき、キャッシング枠がどの程度あるのか気になりますよね。JCBカードのキャッシング枠は、人によって「1万円〜100万円」と開きがあります。
また、総量規制の影響を受けているため、年収の3分の1以上は枠が設けられません。何も設定せずにキャッシング枠を作っていると金額が低いですが、理由があり一時的に増枠してほしいといった要望があれば、一度JCBに問い合わせてみてください。
JCBカードはキャッシングも可能!計画的にうまく活用しよう
JCBカードは、クレジットカードでお金を借りられる「キャッシング」を利用することもできるカードブランドです。
キャッシングの利用方法は「ATM・CD」と「振込依頼」の2通りがありますが、申し込み方法によって支払い方法が制限されるケースもあるため注意が必要です。
キャッシングは、使いすぎると借金を繰り返して多重債務に陥る原因にもなりますので、メリット・デメリットを理解した上で上手に活用しましょう。
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